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■ -lingual
バイリンギャルなんて言葉もありました。
某地元のタウン誌の、とある歌手(連載記事を持っている)を紹介する記事の中に「トワイリンガル」とあった。これ、前から訂正されずにあるけれど、trilingualのことだろうな。 とするとトリリンガル(日本語表記で失礼)じゃないの? と思い、英和辞書を見たら、トライリンガルという発音もあるようだ。トライアングルというしね、なるほど。トワイ(「twi-」?)だとむしろ3より2にもどってしまいそうだ。 こういうことがあると指摘したくなるのですが、意地悪かなあと思ってなかなか出来ない。誤植ならいい(ないに越したことはないが)。一回性だから。でも何度も見かけるので、あ、誤解しているんだ、と思うのだ。以前も書いた「富山市在中(「在住」のあやまり)」もそうだけど、文章書いてお金もらっているのだからね。 # 他方で、お金が発生すれば仕事として成立したということだ、とも思うのだけれど。 まあ、厳しいことを言っていたら何もできなくなるし、書き手それぞれの好みや個性、文体というものもあるから(トワイだの在中だのは文体の問題じゃないけど)一概にクレームが通用するかといえばそうでもないのだけど。
あ、でも、「トワイリンガル」という私の知らない発音、あるいは単語があるのかも知れませんが。その時はごめんなさいと言います。
午後、七尾に行く。 七尾は石川県七尾市、能登半島の南東部である。富山からだと、車では、氷見市を廻って海沿いに行くことになる。 お墓参りなど。
今日お会いした七尾の知人(お坊さん)の奥様は、14歳の時にハンガリーからスウェーデンに亡命し、日本人と結婚して七尾に住んでいる。 ご夫婦の間には1歳5ヶ月にになるお子さんがいる。お家=お寺は、現・ご住職夫妻と知人夫婦+子供という家族構成である。 日常会話は何語で行われているのか、と尋ねると、日本語と英語を適宜ミックスさせているそうだ。おじいちゃんおばあちゃんたちとは日本語(というか、能登の言葉でしょうな)のみだろう。 しかし奥様にとっては、日本語よりは堪能かも知れない英語さえも、実は母語ではないわけだ。それどころか、そもそも、母国とか母語とかいう場合の「母」にあたる要素は何なんだろうかという問題すらあるかも知れない。夫である知人いわく「そのへんは(=言葉については)もうめちゃくちゃらしいですけどね」と。 言語歴とか言語観について聞いてみたい気もする。親の仕事の都合で、とかいうような事情ではないし、言葉について語ることが、同時に、人生とか自己同一性について語ることになるのかも知れない。
帰り、七尾の街なかで茶トラ猫に会った。運転中だったからごあいさつはできなかったけれど、赤い首輪をしていたので、どこかの家族なのだろう。 行きには、ものすごい勢いで海沿いの道を横断する(海側から山側へ)猫を見た。たぶん猫だ。黒っぽい茶色の瞬間移動が見えた。 # 走り回る猫といえば、阪神戦に乱入した猫、見たかったな(笑)。
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銀行振込。 同一支店内であっても今や手数料を取ることになっているんですね。ネットバンキングの口座を持っているとかでない限り。
2003年08月29日(金)
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