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みんみん



 メタファー

(書斎の)窓を開けて、とりー氏が言いました。
「おお、涼しい涼しい」
軒下の朝顔棚が見えます。
「種だけになってしまった」

苗を園芸店で買ってきたら、早々に花が咲いてしまったのです。今も咲いていないわけではないけれど、圧倒的に種の方が目につきます。

なんかメタファーだわー。
「何の?」
いや、いろいろ。朝顔見てると思うね。

まあつまり、人のなりわいについて思ってみたりするのです。


先日、「メタファー」の、バカバカしい用例に出会いました。上京の折にお邪魔したCさんちで観たAV、「スチュ○ーデス卑弥子」においてです。用例というほどのことでもなく、男優さんが女優さんに対して「メタファー」云々と言う、というだけのことですが、妙に大仰な物言いが笑えます。
アダルトビデオを観る趣味はありませんが、あまりにばかばかしいというので、後学のために(何の)みせてもらうことにしました。そして、ニキータ・ミハルコフの「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」、某都立高校音楽祭・文化祭ビデオと4本立てのうちの1本として観ました。
Cさん夫妻と3人で観たのですが、男優が本来の目的に集中してしまうと言葉の方がおろそかになり、観ている方はツッコミが入れにくく、ちょっと照れくさくなってしまうのでいけません。
それにしてもバカバカしかった、とりー氏に言うと、
「アダルトビデオってそもそもバカバカしいものじゃないの」と一言。でも一応照れもなく職務遂行という作品もあるんじゃないかと思うのでね。

2003年08月16日(土)
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