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■ 服膺
心にとめおくべきことは。
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りー氏が「のい切れ」しているようだったので、久しぶりに一緒に実家に行く。母は留守で、父と祖母がいた。 のいを抱いて撫でる父を見るととても、とっても不思議である。スキンシップという形で「子」に愛情を示す人ではなかったから(親としての愛情に欠けているわけでは決してない)。動物とか植物といったものは、もともと好きな人だったのかも知れない。 のいにとっては「何かうまそうなものをくれる人」として認識されているらしく(アイスクリームをやっていた実績が大きいと思われる)、今日もお茶請けの塩せんべいを狙ってやってきた。ポロシャツについたかけらをすかさずゲット。 うまかったやろ。
帰宅後。 「(しくしく)」 どうしたん? 「のい、おれのこと忘れとる」 そうかね? 「俺のところに来んと(=来ないで)お父さんのところにばっかり行っとった」 機嫌っていうのもあるんじゃない? 私のところにもあんまり来てなかったやろ。いつも行ったらごろごろ言うのに。 っていうかあんたへんなちょっかいばっかりかけるからだわ。 「もうおれのことなんか忘れとるがだわ(=忘れているんだわ)(しくしく)」 一緒に暮らせんって言ったんはあんたやろ。 「(しくしく)」 お父さんとかばあちゃんとかに慣れとる方が、のいにとっては幸せやろ? 「うん(でもしくしく)」
わかっているのだけれどもね。
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夜、人と会って話して思ったこと。 知り合ってあまり日は経っていないのだが(ちゃんとしゃべったことも数回しかないのだが)、そしてその人の個人的なことがらもそうは知らないのだが、ちょっと気になるというか(食べ物の好みもどうも非常に似ているようだ)、好きな人と。
「損得勘定」とか「利害関係」というコトバの意味がなんとなくわかってきた気がする。 「妥協」というコトバは今でもあまり好きではないが、「折り合い」というコトバはわかる。口にすることもないではない。 利害関係がないつきあいなんてない、と言うと、すごい計算高いようだけれど、計算は意識してやった時点で終わりのような気もするし。
先入観を持たない(目で見えるものごとを自分の目で確かめる)。 関係を間違えない(わきまえる)。 物事を複雑にしない(それでなくても複雑になっていきがち)。 されたくないことをしない(倫理ないし人品の問題)。
2002年10月26日(土)
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