酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年09月24日(月) 『聖なる黒夜』 柴田よしき

 柴田よしきさんの小説をハジメテ読んだのは『RIKO』だった。ハードな女刑事にメロメロ。正直、作者が女性だとは知らなかった頃のこと(笑)。そのまま柴田作品を読むようになり、練ちゃん(山内練)に出会った。練ちゃんは美形のワルで男でも女でも喰っちゃう見境の無い淫乱魔人。なのに何故だか魅力を感じてしまった。その練ちゃんがそんな練ちゃんになってしまった人生を壮絶に描いたのがコノ『聖なる黒夜』だー! 夜中にふと練ちゃんに逢いたくなって久しぶりに読み返した。読み返してドップリその世界にはまり込んでいた。練ちゃんってのは悪に染まったからこそ美しく映えてしまった。ごくたまにそんな奴がいる。不思議だよねぇ。それにしても麻生さんて生粋のマゾだよねぇ・・・。

おまえらの関係は、いびつ過ぎる

『聖なる黒夜』 2002.10.5. 柴田よしき 角川書店



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