酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年10月03日(火) 『新宿鮫�検〔鬼嵜遊繊戞‖臑�在昌

 舐める覚せい剤・アイスキャンディ、安価な薬が新宿で流通しはじめた。若者に蔓延するキャンディ撲滅に動く鮫島の前に商売敵の厚生省麻薬取締官が現れる。相容れない組織同志の軋轢に辟易しながら、鮫島は地方財閥・香川一族に辿り着く。香川兄弟の弟・進を追い詰めた鮫島は、地方公演に出ている晶が兄・昇の手に落ちたことを知り・・・!?

 今回の鮫の敵は<覚せい剤>です。この物語で直木賞を受賞されたのは、覚せい剤の恐ろしさをエンターテイメントの名を借りて強く訴えられたことが大きいのかもしれませんね。それほど覚せい剤に溺れて破滅していく男の姿が克明に描かれていて怖かったです。久しぶりの再読でじっくり読み込んで改めて驚いているのが、鮫と晶の一本木な性格。まっすぐで揺るがない。暴力や愛する人の喪失に人間らしく怯えはしても基本的な信念がハッキリくっきりしています。これってイマドキ貴重。こういう男と女が愛し合ってるってすごいことだと思ったのでした。<ロケットおっぱい>と言う表現はヤッパリどうしたっていかがなものかと思うケレドモ(笑)。こういう物語が受けるのは展開の面白さと文章の読みやすさですよね。本は娯楽で楽しくてハチャメチャなのがいいなーとラクな姿勢で読めるのでありました。

「あんたはあいつを知らない。あいつがくるといったら、きっとくる」

『新宿鮫�検〔鬼嵜遊繊戞‖臑�在昌 光文社カッパノベルス



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