酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年10月18日(火) 『病む月』 唯川恵

「いやな女」
 金沢で香をメインに土産物屋を経営している協子は、レストランで高校時代の友人・比佐子を見かけた。由緒正しい家柄に生まれ育った美しく傲慢な彼女が同席している若く魅力的な青年が気にかかる。協子の連れは店のスポンサーで脂ぎった中年男だった・・・

 先日、『世にも奇妙な物語』で「過去が届く夜」というドラマがとても良く(※主演女優には異議あり)、その原作が唯川さんだったので、さっそく読んで見ました。いやぁ、本のタイトルの『病む月』の秀逸さにビックリ。そういう物語はなく、全ての物語を総じて表したら『病む月』。愚かで切ない女たちにピッタリv どの物語りも本当に面白かったのですが、共感をこめて「いやな女」をピックアップ。本当に「こいつやな女やな」と毛嫌いする存在はいつの時代にも存在し、やはり相手も同じように感じているもんだと思うのです。私は、生理的に受け付けない人とはまず関わらない。同席しなければならない場合は、必要最低限以外目を合わさない、ですね。絶対に不愉快に決まっているならば、視界に入れないに限りますから。

「あなたは、本当に昔からいやな女だったわ」

『病む月』 2003.6.25. 唯川恵 集英社文庫



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