酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年09月29日(木) |
『隻手の声 鬼籍通覧』 椹野道流 |
大阪府高槻市O医科大学法医学教室の大学院生・伊月崇は、幼馴染の筧の部屋でAWというネットゲームにはまってしまう。ゲームで知り合ったブルーズというプレイヤーのことが気にかかって仕方ない。リアルでは、都筑教授とミチル姉さんの可愛い子には旅をさせよ(?)的考えで崇は週に一度兵庫県監察医務室・龍村泰彦のもとに修行に出されることとなる。迫力満点の龍村の元で負けん気だけは強い崇が見つけてしまった赤ん坊の死因とは・・・
鬼籍通覧の4作目です。司法解剖だけでなく、行政解剖もこなせた方が崇のためだと都筑教授とミチル姉さんは崇を龍村のもとへ修行に行かせることにします。崇は龍村のことがトッテモ苦手(笑)。龍村にもまれて崇は成長していくのでしょうね。またこれでスムーズに龍村さんが登場しやすくなるってもんですねーv 都筑教授と龍村さんというタイプは違えど“いい男”から色々学べてうらやましいぞ>崇v がんばれ(笑)>崇 今回もタイトルが示す「隻手の声」の主のことがわかった時に、切なくなってしまいました。心の目で見て心の耳で聞く・・・。前三作ではタイトルの示す言葉を都筑教授がミチル姉さんに話してくださっていましたが、今回は崇に向って。ここが方向転換だったのかなぁ・・・。
「せや。相手の姿を心の目で見て、相手の声を心の耳で聞こうとせなアカンの違うか。僕にはま、ようわからん話ではあるけど、あんまり焦ったらことをし損じるで」
『隻手の声 鬼籍通覧』 2002.9.5. 椹野道流 講談社ノベルス
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