酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年09月21日(水) |
『NO.6 #4』 あさのあつこ |
紫苑は、幼馴染の沙布が捕らえられたNO.6内の矯正施設へ救出に行くべく画策。ネズミとイヌカシと力河の助けを借り、お忍びでNO.6から西ブロックへ抜け出てくる高官・富良を罠に嵌め、情報を得ようとする。拷問で口を割らせようとするネズミに対し、紫苑は優しさで富良から貴重な情報を得る。イヌカシはその流れを見てまるで「北風と太陽」だと揶揄する。紫苑が太陽であることを確信犯的に利用した北風のネズミは、NO.6で育った超エリートで天然の紫苑のことななら、なんでも知り抜いた気でいたのだが、紫苑の中に潜む何か異質なものに気づき・・・
や〜、やっと出ました。今年の頭に#1〜#3まで一気読みをして、#4の出る日の長かったこと。待ちくたびれちゃった。待ちくたびれちゃったけど、また展開がえらいゆるい(大笑)! ゆるゆると新刊を待ち、妄想たくましく楽しむほかないようでありまする。 しかし、これって児童書の部類に入るのですよね? ・・・いいのかなぁ。舞台が近未来サスペンスでハラハラどきどきものだから、なんとなく読み流す事も出来そうだけど・・・でも紫苑ってば思いっきり告白してますもん。まるっきりボブ(ボーイズラブ)じゃーん。まぁ、読み手としてはますます妄想を逞しくできて楽しいですけど。うふふ。 何という直截な、あからさまな、愚かな告白であることか。己の愚かさを、女々しさを、脆弱さを、さらけ出してしまう過ちを紫苑は、今、犯しているのだ。しかし、ネズミはそれを嘲笑うことも軽蔑することもできなかった。まっすぐさに心を打たれたからではない。告白の甘さに心を動かされたからでもない。 こいつは・・・・・・いったい・・・・・・誰だ?
『NO.6 #4』 2005.8.22. あさのあつこ 講談社
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