酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年09月20日(火) |
『おまけのこ』 畠中恵 |
廻船問屋長崎屋の若だんなは今日も元気に病人生活(笑)。周りから舐めるように大事にされている。大妖の血を受け継ぐ若だんなはいつも妖怪がらみの事件に巻き込まれてしまう。今回はナント若だんなが吉原デビューを果たし・・・!?
微笑ましい病弱な若だんなと愉快な妖怪たちの物語。5つの物語の中で心に刺さったのは「ありんすこく」でした。若だんなが吉原にデビューしたことも驚きでしたケレドモ(笑)、なにが一番怖いかと言うことをまたしても思い知らされた気がして。こうして若だんなも病弱で世間知らずなりに成長していくのですねぇ。しみじみ・・・。
人の思いは不可思議だ。若だんなに分からぬ時もある。だが時として胸の内が騒ぐ。日々と共に忘れてゆくその心を、留めたくなる。何かが苦しいほどに、気持ちを揺らすからだ。
『おまけのこ』 2005.8.20. 畠中恵 新潮社
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