酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年09月06日(火) 『スイッチを押すとき』 山田悠介

 若年齢層の自殺者が跡を絶たず、政府は青少年自殺抑制プロジェクトを立ち上げた。青少年の深層心理解明のため、無作為に選ばれた子供を高ストレス環境に置き、その精神構造を解明する目的として。選ばれた子供達は赤いスイッチを渡される。苦しまず一瞬にして死ぬ事ができるスイッチ。子供達はいったいどういう精神状態でスイッチを押すのか・・・

 設定はすごくいいのに、軽く読み流せてしまうのは何故なのかしら。展開や落ちも早い時点で想像がついてしまうし、なんだかもったいないなぁ。素材を活かしきれていない感じとでも申しましょうか。
 ただ、内容はヘビィであるケレドモ、意外にさらっと読めると言う点が逆に受けていると言えるのかも知れませんね。あ、やはりゲーム的な感じを受けます。血や肉がついてきたら、この作家さんスゴイかもしれない。

『スイッチを押すとき』 2005.8.15. 山田悠介 文芸社



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