酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年08月19日(金) 『ストーミーマンディ』 牧村泉

 5歳の時に母親、11歳の時に姉を殺した倉田諒子。31歳になる諒子は、惰性で生きていたつもりだった。しかし、執拗ないたずら電話に悩まされ、不倫を清算した途端、不思議な家出娘ミチルを拾ってしまう。ただ余生を生きていたつもりの諒子だったが、ミチルとの出会いによって本当の破滅へ導かれてしまう・・・

 うー、えぐかった。鬼畜系も平気で読んでしまうワタクシでありますが、これはかなりのものでした。ここまで諒子を追い詰めるの?と気の毒に思えてしまう残酷っぷり。人生に翻弄されてる哀しい女だったなぁ・・・。

 誰もきっと自分の人生を、少しずつ隠しながら生きているだろう。ちょうど月そのものは同じなのに、その表面に落ちる影のせいで、姿が変わって見えるように。

『ストーミーマンディ』 2005.7.10. 牧村泉 幻冬舎



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