酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年08月18日(木) |
『2005年のロケットボーイズ』 五十嵐貴久 |
カジシンは文系の男なのだが、運命に翻弄され工業高校に入学。ツマラナイツマラナイと毎日を過ごしていたカジシンが、キューブサット設計コンテストに参加することになる。友人のゴタンダに相談し、ヘンコツ変わり者の大先生を巻き込み、なんとか参加。すると何故だか入賞してしまい、キューブサットカムバック・コンテストに参加することになり・・・
これねぇ、いいんですよ。すごく。言葉のノリのよさにのっけられて訳のわかんないキューブサットなんちゃらなんてものをサラ〜っとうまく読ませてしまうの。うまいなぁ。 簡単に言えばオチこぼれクンたちの青春奮闘サクセスストーリーでしょうか。カジシンの元に集まってくる風変わりな仲間たちがいいんですv 中でも翔さんは最高にいい男で泣かされました。こういう男が好きだっ! カジシンと家族との関わりも考えさせられるものでした。
だけど現実はシビアで、おれはここにいる。学校は学校だし、家は家だ。彼女はいないし、いいことはないし、どっちにしたって何も変わらない。そう思っていた。でも、そうでもなかった。おれがいるのは同じ場所だけど、スタンスを変えたらちょっぴり違う風景が見えた。そういうことなのかもしれない。
『2005年のロケットボーイズ』 2005.8.5. 五十嵐貴久 双葉社
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