酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年08月11日(木) 『真理 MARI』 加門七海

 亮子は、実家のマンション建て替えを期に地元へ戻ってきた。親のマンションの一室で自立して働く・・・少しばかり刺激が欲しい。そんな時、幼馴染の森本に再会し、昔の仲間と呑み会などをするように。それなりに楽しんでいた亮子だったが、いきなりいやがらせが始まった。匿名の手紙、繰り返される非通知電話、その上食べ物に混入された異物・・・。亮子の生活が何者かによって歪み始め、亮子は悪夢に取り込まれてしまう・・・!?

 タイトルの『真理』に惹かれて読んでみました。これがなかなか優れもののホラー。自分に非は無いのに、相手の勝手な思い込み勘違いで執拗に狙われる亮子。こんなこと繰り返されれば、気丈な人間でもおかしくなっちゃう。理不尽なストーキングと恐怖に壊れていく亮子がすごかった! 夏にオススメのホラーでありまする。

 何度も、何度も、考えた。
 私は悪くない。
 私は悪くない。
 私は悪くない。

『真理 MARI』 2005.7.20. 加門七海 光文社文庫



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