酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
| 2005年08月09日(火) |
『QED 〜ventus〜 熊野の残照』 高田嵩史 |
棚旗奈々は、学薬旅行で和歌山県へ。珍しく桑原崇も参加。しかも行く先の順番を変更させたらしい? そしてもうひとり珍しく参加表明をしたらしい神山禮子という女性が、なにかと奈々の側から離れず、必然的に三人で行動するようになり、崇の奇天烈な(?)言動に驚く禮子なのだったが・・・
高田先生の物語の紹介(あらすじ)は書けません(逆ギレ)。私には難しすぎる(泣)。さて(気を取り直して)今回の舞台は熊野古道。八咫烏の不思議をずっと感じていたので絶好のテーマにございました。いつもながら歴史の闇と言うのは、光を当てる角度を変えれば、ずいぶんと違う表情を見せるものだなぁと思います。 今回はゲストヒロインの神山禮子さんの視点に惑わされ、なかなか不気味なトーンを醸し出していて、面白かったですね。崇くんのクールな快刀乱麻っぷりは健在。あのふたりも関係ないのにキッチリ顔を出します。こういうお約束は読んでいて楽しい。オマケをいただいた気分で。 あらすじも内容にもうまく触れられないけれど・・・なんだか哀しいなぁと言うのが読後感。あと禮子って人に妙に同族嫌悪を感じてしまったなぁ・・・。暗いよ、神山禮子さん。ま、仕方ないんだけど。シンクロっぽいなぁ。うーん。
この世のできごとは、何につけても一筋縄ではいかない。
『QED 〜ventus〜 熊野の残照』 2005.8.4. 高田嵩史 講談社ノベルス
|