酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年07月30日(土) 『もう一人の私』 北川歩実

「月の輝く夜」
 中学生の幹哉は十四郎と言うハンドルネームで年齢(など)を偽り、パソコン通信をスタート。しかも英語塾の教師・馬島のパソコンで。その上、知り合った月世界という女性に恋をしてしまうのだが・・・

 うわー、大事件発生! やられたかもしれません〜。パソコン通信ものってのは栗本薫さんの『仮面舞踏会』を越えるモノなどないと思っていたのです。でも、これって短篇ながらすっごい面白い〜v 願わくば肉漬けをして長編にして読ませていただきたいくらい。もっともっと書き込んでって気持ちでいっぱいでした。北川さんのチャブダイ返しは一回じゃないもんなぁ。
 もうひとつ「ささやかな嘘」も秀逸。これも長編で読みたいと唸らされた物語です。長編も面白いけれど、短篇もうまい。おそるべし、北川歩実。

 わたしのこと、覚えていてください。

『もう一人の私』 2000.9.30. 北川歩実 集英社



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