酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年08月04日(木) |
『5年目の魔女』 乃南アサ |
景子は、同僚の貴世美と言う女の不倫問題に巻き込まれ、退職する羽目になる。魔性の女とも言うべき貴世美に恐怖を感じ、付き合いを遮断。そして5年後、景子は新しい仕事に燃え、充実した毎日を送っていた。そこに突如割り込んできた不審な電話の音。3コールして切れる電話。このやり口はかつて貴世美が不倫相手の家庭に執拗にかけた電話のかけ方だった・・・?
す・ご・いv 乃南アサさんならではのドロドロの女の戦い&ホラーでございます。うまい展開とオチだった。あぁ落としますか。想像つかなかった。蓋を開ければ、なるほどーと思うオチなんですけどネ。 とりたてて顔が綺麗な訳ではないのに妙に惹き付ける魔性の女っていますよね。関わると人生なにかが狂っちゃうぞ、みたいな。私の中で魔性の女のイメージは、今は亡きタイチキワコさん(漢字失念)。あの色っぽさっていったいなんなんだぁ〜と子供心に怖かった女優さんです。あれになら狂わされてしまうわいなぁ。 この物語の中に貴世美もまさにそういう女。美女ではないのに禍々しい毒のような魅力で周りを破滅させてしまう。なかなかしたたかだし、すごい奴ですぜ。
「いいお酒といいベッドがあれば、それだけで女は生きていかれるものなのよ」
『5年目の魔女』 2005.7.1. 乃南アサ 新潮社文庫
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