酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年06月10日(金) |
『禁じられた遊び』 吉村達也 |
綾は出来ちゃった結婚で順風満帆と得意満面だったが、三十歳にして夫と子育てに行き詰まってしまう。つい刺激を求めて出会い系でアル男と知り合い、禁断の世界へ足を踏み入れてしまうのだが・・・
出会い系、不特定多数の相手を向こうに回して飛び込むって無謀と言うか、世間知らずと言うか・・・。ものすごく怖いことだと思うのですよね。そうであって欲しくは無いけれど、実際世の中にはトンデモナイ人種がうようよしてる。そういう人たちが網を張っている可能性、それってちょっと考えればわかることじゃないのかしら。寂しいから、欲求不満だから、そんな鬱屈した思いを出会い系などで晴らそうとすることは危険だと気づいて欲しいなぁ。 この物語は夫に顧みられなくなった女性が、出会い系で知り合った男にトンデモナイことをさせられていくという刺激的なもの。個人的にはラストに救いがあったかもしれない。自分が自分であるために生きていくって案外むずかしいことだと思っちゃいました。
「新しい自分になりたかったら、見た目じゃなくて心を変えなさい。容れ物ばかり変えたところで何になるの」
『禁じられた遊び』 2005.4.25. 吉村達也 集英社文庫
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