酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年10月31日(金) 『蒼い瞳のニュアージュ』 松岡圭祐

 歌舞伎町雑居ビルで火災発生。火の元の理由を知っていそうな風俗の女性たち。彼女たちのPTSD予防のために臨床心理士が派遣された。その人物は、25歳、渋谷ギャル系ファッションの小柄な女だった。彼女は一ノ瀬恵梨香。破天荒な外見と行動に堅苦しい官僚たちは度肝を抜かれる。しかし、その外見とは裏腹に彼女は素晴らしい能力を持っていた。時を同じくして発生した手製爆弾テロ阻止のために内閣情報調査室の宇崎俊一は彼女の能力に気付き、独断で応援を要請する。やがて宇崎は一ノ瀬に信頼を超えた愛情を感じるようになり・・・。

 『催眠』の嵯峨、『千里眼』の岬、ふたりに続く第三のカウンセラー登場!と言う煽り文句にころりとだまされたのは私です。バカバカバカ。こういうギャルを好む読者さんたちもたくさんおいでなのかもしれませんが、ここまで路線を変えなければいけなかったの?と疑問に感じてしまいました。松岡圭祐さんのエンタテイメントが大好きな私としては、千里眼シリーズの新刊に期待をします〜。

 人間は自分で判断できなくなったら終わりだ。

『蒼い瞳のニュアージュ』 2003.9.20. 松岡圭祐 小学館



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