酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年10月29日(水) |
映画『セント・エルモス・ファイアー』 ※ネタバレしています! |
ワシントンの名門ジョージタウン大学を卒業した7人の仲間。ミュージシャン志望のフリーターでプレイボーイのビリー(ロブ・ロウ)。地味でお金持ちのお嬢様ウェンディ(マーク・マクドウェル)。弁護士志望の一途な青年カーボ(エミリオ・エステヴェス)。ジャーナリスト志願でいつも一歩引いたところから仲間を見守るケヴィン(アンドリュー・マッカーシー)。政治家志望で小さな浮気を繰り返すアレックス(ジャド・ネルソン)。建築家志望でアレックスとの結婚に悩むレズリー(アリ・シーディ)。銀行に就職しながらカード破産寸前の派手で美人のジュールス(デミ・ムーア)。 7人が社会という大海原に乗り出した。彼らの溜り場のバー<セント・エルモ>では、カーボが勉強を続けながらアルバイトを続け、ビリーもサックスを吹いていた。ビリーは心にたぎる熱いものを持ったがゆえに破綻した行動を繰り返す。学生結婚をしながら女遊びに明け暮れる毎日。そんな不良のビリーにほのかな思いを寄せるお嬢様ウェンディ。アレックスと同棲しながらアレックスの浮気に傷つき自分を一途に思い続けてくれたケヴィンとも関係してしまうレズリー。カーボは大学の先輩だった美しい女医にストーキングまがいの熱烈な恋をする。嵐の吹き荒れる中ジュールスが不倫していた上司に棄てられ、会社もクビになり、自殺を計った。心を閉ざすジュールスにビリーや仲間たちが必死の言葉をかける。心を開くジュールス。ビリーは騒動の後、ミュージシャンとしてニューヨークヘ旅立つことにした。見送った6人は自然にバー<セント・エルモ>へ向う。しかし、翌日の仕事を鑑み、ブランチに延期。その店も学生の来ない静かな店に決めるのだった。かれらはやっと学生時代から卒業・・・。 <セント・エルモ>は、セントエルモの火が由来していた。嵐の大海に捲き込まれた水夫たちを導くという伝説の火。進むべき道をしっかりと見定めた若者たちには、もうその灯は必要じゃない。
ネタバレどころか‘あらすじ’をがしがしに書いてしまいました。昨夜、久しぶりに『セントエルモス・ファイアー』を観ました。秋になるとなぜだか観たくなる映画のひとつなのです。映画の中でハロウィンもやってます。 この映画は若者たちの自立と旅立ちをさわやかに描いています。いくつになってもこの映画を観ると自分の青春時代を鮮やかに思い出す・・・。無茶して後悔の連続でたくさん恥をかいて。でもあの時代でしか感じえることのできないたった一度の季節なのです。あぁ、また来年のこの季節に観よう・・・(とビデオをしまうのでありました)v
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