酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年09月10日(水) 『20世紀少年 14』 浦沢直樹

 ともだちが死んだ。そして世界を襲う謎の殺人ウイルス。カンナはともだちの考えを知るために、ともだちランドへ潜入する。そこでヨシツネやカンナが見た本当の1971年とは・・・?

 ふひゃー。ともだちの正体がわかったと思ったらともだちが死んでしまい、今回は、ケンヂたちの少年時代に‘あのひと’や‘あいつ’が関わっていたことが判明してびっくり! ‘あいつ’はまだしも、‘あのひと’がその昔ああいう形で関わっていたとは。つくづく稀代のストーリーテラー浦沢直樹さん、1巻で語られていたドンキーの見たものが14巻で明かされます。はぁ、すごい。
 カンナがドンキーと出会い、心を動かされて決心を言葉にするラスト。最高にかっこいいです。そしてカンナと対照的な小泉響子という少女のユニークかつ鋭い感性が素敵。カンナといいコンビだと思いました。
 そして今回もまた思ってしまった。ケンヂは本当に死んでるのかしら。

 これは科学とは関係ない話だけど・・・・・・
 人は死んでも記憶に残る。



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