酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年08月11日(月) 『ペギー・スー 魔法にかけられた動物園』 セルジュ・ブリュソロ 

 ペギー・スーは魔法の瞳を持っている。そのために<見えざる者>というお化けたちが見えてしまう。ペギー・スーはたったひとりでお化けたちに立ち向かっていました。しかし青い犬・セバスチャン・ケイティーおばあちゃんという仲間を得ることができ、戦いに打ち勝ち、孤独からも解放されました。今回、ペギー・スーは恋人セバスチャンのためにアクアリアと言う町にバカンスに出かけ、またもや奇妙な事件に遭遇します。今回のペギー・スーの敵は宇宙からの侵略者だった!?

 ペギー・スーと言う不思議な少女の物語は三巻で終了したはずでしたが、続きを望む声の多さに生まれたのが今回の作品だそうです。ペギー・スーは特別に大きな力を持ちませんが、仲間の助けと己の知力で乗り越えていきます。ハリー・ポッターとはまた違った素敵な少女の戦いと成長の物語です。頑張る少女が愛しいです。そして中でもペギーと青い犬の友情が素晴らしいですv

 「ヒローごっこはよして」とペギーは言った。「あなたを失うのはいやよ」

『ペギー・スー 、魔法にかけられた動物園』 2003.7.31. セルジュ・ブリュソロ 角川書店
 



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