酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年08月04日(月) 『天狗』 成定春彦

 カルト教団‘黒谷神団’は故意に天狗にまつわる都市伝説を流布する。現代に天狗は甦るのか・・・。

 むー、むずかしいなぁ。感想が。まず一番最初に言いたいことは「なんでやねん」ですね。この「なんでやねん」は終り方に対してです。あの終り方になにか含みを持たせているとも続編があるとも思えないのですが。あんな終り方されたら欲求不満です(笑)。
 テーマとしては面白いのです。狂信的なカルト教団は現実に無数に存在すると思いますし。自分たちの教義のためなら犯罪も厭わないやりくちもありそうです。インターネットをうまく使っているし。鬼とか悪魔とか天狗とか好きなんですけど〜。消化不良。

 意見が違うときはね。私は、うそをついたり、我慢をして、相手に無理矢理あわせたりしません。相手にも、そうあってほしい。お互いに本心をさらけだせるのが友達です。

『天狗』 2002.3.30. 成定春彦 光文社



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