酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年07月24日(木) 映画『Dog Star』

 盲導犬シローのご主人は元ボクサーのゴング。ちゃらんぽらんで酔いどれのゴングがある夜に交通事故で死んでしまう。訓練センターに戻ったシローの前に幽霊となったゴングが現れる。「神様のヤロウがさ、一つ善行を施せって言い出してよ。シロー、お前なんでもいいから願い事してみろ」ぶっきらぼうだが、愛犬シローの願いを叶えようとするゴング。シローが願ったのは、パピィウォカーだった家族と再会することだった。人間の姿に変えたシローが再会したのは、美しく成長したハルカだった。ハルカは、シローと別れる時に星空に輝くシリウスを「外国ではドッグスター、犬の星って呼ぶの」と教えてくれた。「シローがいなくなってもシリウスを見れば寂しくない。シローが星になっていつも見ていてくれるから」と。人間として出会ったシローにハルカは恋心を抱くのだが・・・。

 あの豊川さまが犬になられました・・・。そして犬に見えるのです。さすが豊川さまv(稲荷ではない) 豊川悦司と言う俳優さんに惚れたのは、『NightHead』という深夜番組でした。超能力を持つために迫害される麗しい兄弟。その兄を演じたのが若き日の豊川さまだったのです。基本的に私はきゃしゃな殿方は好みじゃないのですが、豊川さまは追いかけてしまうなぁ。
 この『Dog Star』は、WOWOWで録画していたものを観ました。あまり期待をしないで観たのですが、切ないファンタジィにうるうるきてしまいました。犬が人間になり、かつての飼い主の少女が乙女になり恋をする。こんなありきたりなラブストーリーをここまで惹きつけて見せるのは、俳優さんたちがいいからでしょうね。井川遥さんは、ふくよかでかわいいからはまり役でしたし、ゴング役の石橋凌やシローが勤めることになる移動動物園のオーナー役の泉谷しげるさんのおふたりが良いのですわ〜。ほぼこの4人で物語りは進んでいくし。
 殺伐とした世の中にこんな夢物語があってもいいなぁと思うのです。ほろりほわほわ。いい映画でしたv



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