酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年05月30日(金) 秘密2 清水玲子

 科学警察研究所法医学第九研究室、通称‘第九’では、凶悪犯罪に関わった者の脳(犯罪被害者もしくは凶悪犯罪容疑者など)をMRIにかける。その脳から脳の持ち主が生前に「見た」映像全てをスクリーンに再現できる。その映像から犯人を割り出していく。その‘第九’の泣く子も黙る天下の室長、薪警視正は若くて美人(男)で超意地悪でガキ。薪に忠実に従う青木捜査員の前にまたもや猟奇事件被害者の脳が届く。今回の被害者の脳が生前見たものとは・・・。

 ひゃぁ〜っ、またもややってくれました。恐るべし、清水玲子! 清水玲子さんの描くミュシャを彷彿させる緻密で美しい絵も大好きですが、残酷極まりない物語も最高に好きです。いえ、愛しています。じーん。←恍惚としている
 この『秘密』シリーズは、脳が見ていた記憶していたものをスクリーンで見せてしまうというところがえぐいです。強靭な神経の持ち主以外は続かない職場。エリートで傷つきやすい薪を青木ほかスタッフが大切にしているところはほのぼのとします。マゾ入ってるとしか思えないけど(笑)。
 今回は、薪さんより青木が主人公なのでちょっとだけ物足りないかな。薪さんのクールビューティな極悪魔人っぷりをもっともっと描いて欲しいなー。

『秘密2』 2003.6.3. 清水玲子 白泉社



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