酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年05月19日(月) 緩やかな反転 新津きよみ

 亜紀子は訪ねてきた見知らぬ女性に玄関先の鏡の前で殴り倒される。気が付いた時、亜紀子は傷つき突っ伏していた。ではそれを見ている私は・・・亜紀子なのに見知らぬ女性の中にいる! 被害者でありながら加害者の中に入り込んでしまった亜紀子は、殴られた動機を探ろうとするのだが・・・。

 入れ替わった人間が見知らぬ他人の中で家族として生活していく。これは考えただけでも恐ろしいことですね。そんな中に身を置きながら、少しずつ情報収集をする亜紀子は強い女性だなぁ。最後まで不思議な謎が残されますが、その謎を受け入れるかどうかで感想もかなり違ってくるでしょう。
 私としては、SFかホラーかどちらかへもう少し偏ってくれた方がすんなり受け入れられた気がします。


 黙って食べればみんな平和なのに、その場の雰囲気を壊す困った人なんだよね。だからこそ、一言多いって言われちゃうんだよ。

『緩やかな反転』 2003.3.30. 新津きよみ 角川書店



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