酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2003年05月03日(土) 秋に墓標を 大沢在昌

 松原は、かつて相棒ケインと六本木に店を構え成功するが、ある女性との気詰まりな別れ方から千葉の海辺に隠遁してしまう。仕事は漫画の脚本、新しい相棒はカール(犬)。心を閉ざし、人とのかかわりを絶って生きようとする松原の前に美しい女性杏奈が現れる。なにかから追われている杏奈に出逢った瞬間から松原の人生は過去の後悔やしがらみと立ち向かうこととなる。

 これぞ大沢親分のハードボイルド〜です。ストイックな過去に傷つく男、松原も、かつての相棒ケインもとってもよい。杏奈も魅力的。しかしながら、重要なネタバレが途中でわかってしまう。これだけが残念かしら。まぁ、大沢親分としてはそんなことなぞ確信犯なのでしょうけれどもv
 CIAに中国マフィアにアメリカの殺し屋、そして日本警察に公安と出るわ出るわのオンパレード。フィクションの冒険を素直に楽しめる方にはオススメです。

『秋に墓標を』 2003.4.5. 大沢在昌 角川書店



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