急速に肥大した海軍はしだいに3つの派閥に分かれて、 水面下で牽制しあうようになっていった。
【穏健派】
海軍創設当時、莫大な資金援助をした方舟ギルドと貴族階級とに、 太い繋がりがある。職業軍人タイプが多い。 現政権維持を主目としている。
【南進派】
南大陸の針葉樹林帯を占有する南部連合に対し、 強攻策をとる。高い関税や通行税の撤廃を主張。 商工ギルド、エネルギー省との繋がりがある。
【改革派】
自警団当時の古参メンバーが中心(ロフティー含む) もとより腐敗政治に不満を募らせていた下級階層を吸収。 海賊掃討作戦以前に海賊から転向した将兵が多数含まれる。 彼らは一度方舟ギルドに裏切られた経験から、 穏健派への敵対心が強い。連合政府から危険視されつつある。
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