夢袋。
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とあるデパートの7階では一年中文化祭をしている。
何ヶ月にいっぺんかどのブースも出し物を変えるのだが
わたしもその準備に追われている。
トイレに行きたくなりトイレマークをめざしていくと
4畳くらいのゆるくしきられた水回りのスペースは何個もあるのだが
トイレが見当たらない。探していると
ものすごく広いスペースに何十台もベッドが並び
どのベッドにも手厚く看護されている子どもが横たわっている。
ベッドの間にしきりはなくて上の方にうすいピンクのドレープカーテンが
天蓋のようにさがっているのみ。
さっきのスペースはこの子たちの介護用のお風呂だとわかる。
ベッドの横を歩きながらさらにトイレをさがすと
来た方向とは逆の出口にでる。
出てみると長いだけの廊下があり、廊下の壁の片側には
胸の高さくらいの棚がずーっとついていて
その上には読み捨てられた雑誌群がばらばらと並ぶ。
見ているとその雑誌や本から売れるものだけを拾っているおじさんに会う。
その人と「こんな本があるなんてすごいですね!」とか話したりして本を見つつも、
またベッドの並ぶ広い部屋を通り、文化祭の準備に戻る。
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