夢袋。
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2003年12月03日(水) ケーキ屋さん閉店。

わたしは部屋を借りて住んでいる。

大家さんの二階建ての住居の屋上にある、

ペントハウスみたいな部分に。

離れてみると、そこは高級住宅街で

坂道に建っており、ちょうど3階部分にあたる

わたしの部屋も、6階建てくらいの高さになるのがわかる。


その部屋は長めの長方形で、四方は完全なガラスで、

天井は普通にあるものの、外から丸見えの、

ちょっと住みづらい部屋。

さらに住みづらくしているのが

部屋を縦半分に切ったスペースがケーキ屋さんであること。

ガラスのショーケースが部屋の縦長と平行に

端から端まであって、おしゃれなケーキが並び

その後ろにコックコートの店員が

3人立っている。キッチンはないので

どこかで作って搬入しているのかもしれない。

当然のことながらわたし個人の住居の中にあるので

普通のお客さんがくることはなく

わたしもあまりケーキは買わないので

そのお店は閉店するという。

最後に閉店記念セールをやりたいというので

もうちょっと買ってあげればよかったな。

とか思っているとどやどやと近所のひとたちが

もうセールに来ていた。せまい部屋なのに大混雑。

勝手に机に座っているひともいて

ちょっと腹立たしい。

おしゃれなケーキの隣で

閉店記念に売られていたのは「ゆべし」だった。







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