夢袋。
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わたしは部屋を借りて住んでいる。
大家さんの二階建ての住居の屋上にある、
ペントハウスみたいな部分に。
離れてみると、そこは高級住宅街で
坂道に建っており、ちょうど3階部分にあたる
わたしの部屋も、6階建てくらいの高さになるのがわかる。
その部屋は長めの長方形で、四方は完全なガラスで、
天井は普通にあるものの、外から丸見えの、
ちょっと住みづらい部屋。
さらに住みづらくしているのが
部屋を縦半分に切ったスペースがケーキ屋さんであること。
ガラスのショーケースが部屋の縦長と平行に
端から端まであって、おしゃれなケーキが並び
その後ろにコックコートの店員が
3人立っている。キッチンはないので
どこかで作って搬入しているのかもしれない。
当然のことながらわたし個人の住居の中にあるので
普通のお客さんがくることはなく
わたしもあまりケーキは買わないので
そのお店は閉店するという。
最後に閉店記念セールをやりたいというので
もうちょっと買ってあげればよかったな。
とか思っているとどやどやと近所のひとたちが
もうセールに来ていた。せまい部屋なのに大混雑。
勝手に机に座っているひともいて
ちょっと腹立たしい。
おしゃれなケーキの隣で
閉店記念に売られていたのは「ゆべし」だった。
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