夢袋。
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2003年01月20日(月) アリのゆく国。

わたしはアリを3匹飼っている。

3匹はまだどれも赤ちゃんアリで

それぞれ1匹ずつ筆箱の中に飼われている。

アリは成長する瞬間に他のアリと出会うと

儀式をすることになっている。

(夢の中では常識)

わたしは2匹の成長の瞬間が「今だ!」とわかり

それぞれを筆箱から出すと

2匹は向かいあい、手が(足が)大きくなり

体もしっかりしてきたと思うと

しっかりと両手で握手をしはじめ

2匹のまん中にはほわほわとした白いまるいものができ

その両端には半分ずつの

白くて薄くて丸いおせんべいみたいなものが

ささっている。(たとえていうなら海老のないえび満月)

2匹はそれぞれ右がわの手と相手の左がわの手と協力して

その白いおせんべいみたいなものを

抜こうとしている。抜こうとしている間に

30センチくらい離れたところに

真っピンクの、お花型のケーキ型がふたつ重なったような

高さ5センチくらいの宇宙船ができはじめている。

その宇宙船にのって2匹はアリの国へ帰るんだ、と

すぐわかってしまう。さみしいなと思う間もなく

2匹はピンクの中へ入って行き

そのピンクの宇宙船はくるくるまわって

部屋をとびはじめる。

部屋の中を旋回しているうちに

わたしはすばやく窓を開けて

宇宙船を外に放してやる。

空の中へ消えて行く宇宙船。

わたしは残った1匹のことを考え

この子の相手も探さなければと

筆箱を見つめた。



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