夢袋。
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2002年03月19日(火) 8時半の夕焼け。

わたしはマンションで一人暮らしをしている。

そのマンションはそのあたりでは一番高い建物らしい。

マンションにはエレベータはなく玄関前の廊下に階段があるのみ。

その廊下から外を見ると続く町並のはるか向こうに

飛行場の滑走路が見える。こちらからあちらに向って

線がのびて飛行機が飛び立っていく。


階段をぐるぐると人がのぼってくる。

降りてくる人もいる。

住人の男性に皆「今日は何時が日没ですか」と聞いている。

「今日の日没は8時半ですよ」と答えている。

(夢の中のわたしは8時半が遅いとは全然思っていない。)


実は滑走路の下にはトンネルがあり

そのトンネルを作る時に亡くなった人の遺族が

一番高いこの建物から滑走路のむこうに沈む夕陽をみるのが

命日の習わしらしい。


階段を降りてきた老婆に住人の男性が

「まだ時間もありますからどうですか私の部屋でお茶でも」と

言っている。ちょうど一つ下の階の私にも声をかけてくれる。

(といってもこのマンションは1階 1.5階 2階 2.5階…のように

 半分ずつ互い違いに部屋がある)

開きかけたその人の玄関から整った部屋がみえる。

きれいだ。。。

「それでは荷物を置いてから」と言って

いい機会だ。ご近所だし。とかいろいろ思いつつ

我が家の玄関を開ける。


開けたとたんそこには(あまり親しくない)従兄(もうおじさん)がいて

「かたづけといたよ」という。

見渡すと何の荷物も家具も本も残っていない。


茫然として目が覚めた。



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