夢袋。
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わたしはマンションで一人暮らしをしている。
そのマンションはそのあたりでは一番高い建物らしい。
マンションにはエレベータはなく玄関前の廊下に階段があるのみ。
その廊下から外を見ると続く町並のはるか向こうに
飛行場の滑走路が見える。こちらからあちらに向って
線がのびて飛行機が飛び立っていく。
階段をぐるぐると人がのぼってくる。
降りてくる人もいる。
住人の男性に皆「今日は何時が日没ですか」と聞いている。
「今日の日没は8時半ですよ」と答えている。
(夢の中のわたしは8時半が遅いとは全然思っていない。)
実は滑走路の下にはトンネルがあり
そのトンネルを作る時に亡くなった人の遺族が
一番高いこの建物から滑走路のむこうに沈む夕陽をみるのが
命日の習わしらしい。
階段を降りてきた老婆に住人の男性が
「まだ時間もありますからどうですか私の部屋でお茶でも」と
言っている。ちょうど一つ下の階の私にも声をかけてくれる。
(といってもこのマンションは1階 1.5階 2階 2.5階…のように
半分ずつ互い違いに部屋がある)
開きかけたその人の玄関から整った部屋がみえる。
きれいだ。。。
「それでは荷物を置いてから」と言って
いい機会だ。ご近所だし。とかいろいろ思いつつ
我が家の玄関を開ける。
開けたとたんそこには(あまり親しくない)従兄(もうおじさん)がいて
「かたづけといたよ」という。
見渡すと何の荷物も家具も本も残っていない。
茫然として目が覚めた。
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