│←珠恵、人を殺しました。人間を。→│
嘘ではないです。軽蔑しないで頂戴な。 とても申し訳なく思っています。そうして、一粒の安堵をこめて。 あたしは少し助かりました。 「一期一会」という言葉が其処に在ります。 「その生涯でたった一度しか会えない人、あるいはその機会。」 のことをいうそうです。 しかしながら、それではこの言葉はいかにも哀しい言葉で悲観的な言葉になってしまいます、もっと積極的な意味で解釈すればいいのです。 一期一会という言葉は、毎日会っている人にも適用できるのだと。家庭や職場や学校での、毎朝の「おはよう(ございます)」という挨拶だったり。その時は、お互いに、「この人とは初めて会った」と思える気がします。学校や仕事が済んで、夕べに別れを告げるときには「この人とはもう二度と逢えないかもしれない」と考えるのです。 何気ない挨拶も、「おはよう」や「こんにちは」や「さようなら」や。 全て、緊張を伴う「はじめまして」のような気持ちです。 この考え方を、守って生きたいと思います。
部屋の明かりを全て消して、ホラーをビデオで観ていました。 圏外のこの部屋は、メィルができません。しかしながら外に出る勇気もなく、写メールもメィルも、何も出来ないのです。ただ、ホラーを観ることは出来ます。 部屋の隅や、カァテンの隙間から見える暗闇がやたらに怖い。 誰かの目が光っているのです。
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全て斜線を入れたいくらいに、間違いの日記でした。昨日の日記。 すみません。真実は、 宅急便の彼 が亡くなったのではなく、 彼のお母さま が亡くなられた事です。 彼は、お母様が亡くなったというショックでの心臓発作で倒れ、 入院しているそうです。 でも、悲しみは消えないのは何故か。 それが、問題なのです。
勝手に人を殺して泣いてしまったこと、御免なさい。
§2003年04月08日(火)§ |