│←決断崩壊B→│
メールの返事も出さないのに、あたしにメールをくれる人がいた。 いや、居るといったほうが良いかも知れない。 彼女がくれるメールは、 重すぎるでもなく、軽すぎるでもなく、ちょうどいい重さのメール。 その重さが、いい。 でも、あいにく自分は、彼女に見てもらえる様な高貴の言葉を持ち合わせていない。 だから、メールを返せないままで居る。 何度書いても、消してしまう。 しかしながら、ひとつ云えるのは、彼女こそ本物の文学者だ ということだ。
今日から、日記の形態を変えようと決心していた。 小学生や中学2年生くらいまで書いていた、先生に読んでもらう為の日記のように、 しようと決心していた。 たわいもない毎日の出来事を、その日一日 あたしのココロがしたことではなく、カラダがしたことを、書こうとしていた。 「していた」ということは、今はもう、「している」のではない。 その決心は、いとも簡単に、彼女のメールによってのみ崩壊したのだ。 それが崩れた時、あたしは嬉しかった。
書いてきた日記を、少しでも認めてもらえたと 勝手にだけど 思ったし、 また彼女を好きな気持ちが増えて、尊敬すらした。
今まで捉われ続けてきた日記のありかた というもの。 それが、まるっと消えた。 考えや行動をまとめるための日記ではなく。 考えを出す日記に。
あたしはこの日記を、考えを出す日記と思っています。
言葉を綴ることに意味があると、教えてくれてありがとう。 これからも、よろしくお願いします。
また、追記するにょろ。§2002年11月22日(金)§ |