│←過剰少女A→│
誰にも本音を話せないあたしが、周りの人との間に 透明な分厚い壁をつくっているのには、 訳があるのです。 自分の問題は、自分の生き方は、 他人にどうこうできる事でもなく、 そうして、他人任せにはできないし、自分でもどうにかできない問題を あたしを知らないだれかが、どうにかできるものでもないと思うのです。
所詮、人間はひとりです。
こんな暗い言葉をいうつもりは、何処にも無い。 そう云いながらも、心の奥では、「所詮ひとりだ」と暗いことを云っているのでしょう。 此処に日々、言葉を綴っても、自分を見つめなおすこともできない。 日記は、客観的に自分をみるためにあるのだ、と 本には書いていた。 考えをまとめるため、とも。 でも。 あたしの文章はいつもいつも、支離滅裂だし、面白みも無い。 かといって、客観的に自分を見れているわけでもなくて、自分を改正することも、 できないままだ。いつまで経っても。
暗い言葉は、よし子ちゃん。 暗い言葉を並べても、暗い結果しかないのだから。 先の事を考えて、今を地の底に沈めるより、今の息の仕方を考えればいいのです。 あたしはいつだって、そう。 他人を信じることができないのだから、自分で自分を励まさなければ。
愛情を感じられない世代だといわれるけれど、 決して愛情が欠乏しているのではなく、愛情の過剰摂取だと、そう思うのです。 愛されすぎているのです。また、自分は、そう努めるのです。 愛されよう、愛されようと、するのです。 欠乏していると考えるのではなくて、獲得しているのだと、思えば良いことなのに。
きれいごとは他人事。他人は、綺麗な言葉しか言わない。
もっと、突き放せばいい。あたしなど、崖から突き落とせばいいのに。
あたしが悪い事をしたら、やれ病気だの、病院へ行けだの。 すこし、構いすぎじゃないですか。 構ってもらってる故の、唯の贅沢なのかもしれないけれど。 しかしながら、構ってもらいたい欲望に侵されている あたしを、突き放すくらい、みんなには 簡単なことです。 突き放されたら、本音を言って、だれかに気持ちを依存させることもなくなるでしょう。 見捨てられたからといって、拗ねたりは、しない。 ああ、簡単に、断言できる自分って何だろう。
これからも息をして、知識を手に入れたいと思うのです。
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朝から病院。
白にして、ごめんなさい。
ひとつめに、薬目当てで行った病院は 9時だというのに、大繁盛で、坐るところがない位でした。 やっと診察してもらえたのは、10時半。 嘘は言わなかったけれど、この病院は、薬物療法なので たくさん薬をくれる。 睡眠薬も。 それが目的。 来週も来るように言われた。 ハンコを持っていけば医療費は安くなると聞いた。 30%が5%になる、らしい。 来週。行くのでしょうか。あたしは。一人で。 診察時間10分ほど。 処方箋を貰うのにもまた時間が長くて、薬局を出たのは、 11時。
また坂道を昇って、家の近くの新しい病院へ行った。 ママには此処へ行くとしか、伝えていない。 いつもは一時間くらいお医者さんと話しているのですが、 きょうは30分にしてもらいました。 早く学校へ行きたかったから。 話しても、救われない、あたしの心。 一週間分のお薬を、もらった。 気分を上向きにする薬だけ。
睡眠薬が9錠。 あなたならどうしますか。 ・・・あたしなら。
§2002年11月21日(木)§ |