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@過去のあたし。それは、別人。
五年前のあたしの日記。 つまり、あたしが小6の時の日記ですね。 今日は、其れを公開したく思います。 日記を、過去の自分の読み返していると、まるで、自分で無いような、別人のような気が致しました。 考え方が非常に単純で、そして、後先考えてなくて。
1997/11/8 たまえはまだ12さい。
私は今日から、このノートがおわるまで、できるだけ、一日のことをまとめて、日記をかいていきたいと思う。さっきまで手紙にはるシールはないかとひきだしをさがしていたところ、昔書こうと思っていた手紙を見つけた。その手紙はS小学校のときに書こうと思っていた友だち、四人への手紙。ちー、ひー、真由ちゃん、みすずちゃんへの手紙。だけど、手紙にはなんにもかいていない。ふうとうにびんせんとP・Cかぁど、しかはいっていない。きっとこれからかこうと思っていたのだろう。でも今となってはかこうという気持ちがわいてこない。なぜなら、わたしが友だちのことを覚えていても、あっちはおぼえていないだろうと思ったからだ。これから先、年賀状をかいても、年賀状を出すだけで、顔もみせず、電話もせずじゃ、いつかはわすれているだろうと思う。だから、わすれたままでいいと思ったりもした。もう二年もたっているというのをわすれず、やっぱりきょりがあるとわすれられるんだ、ということをつくづく思った。これからも日記をがんばらなくっちゃ。あとからよんでもいい思い出になるように、ちゃんとまじめにかいていきましょう。
5年後のあたし。。。
単純ダーーーーー!! かわいい。(←こんなこと言ったらもう、あほです。) でも はっきり言って、全然中身というものは変わっていない。 楓珠恵、という名前の附いた一つの人物は、変わらず此処にとどまって生きているのです。 「今となっては」なんて表現も、今でも良く使うものだ。 5年たっても、何も変わっていないのか、いや、そんなことはない、決して、何も変わっていないわけではない。
私は、変わった。 生まれてから中学生まで溜めていた闇の部分が、高校二年生になって、一気に音を立てて溶け出して、私の表の顔に、滲み出て。 哀しみや悲哀の絡みついた糸は、暗闇で、溶かされるどころか、絡んだ糸は、硬く固定されたのです。 私はどうしようもできなくなってしまった。 今は、そのどうしようもないものをどうにかしようという気力が在るから、闇の部分の根拠を捜し求めている。 彼女に申し訳ないのだ、その根拠を見つけたとしても、何も解決しないかもしれない。 でも、彼女を取り戻せるか解らないけれど、一部は取り戻せると思うのだ。もし、途中で捜す気力がなくなったり、彼女を取り戻せなかったら、私は死ぬ覚悟は充分にできてる。自傷癖が無くなるのなら、それで彼女は戻った事になる、無論、ほんの一部だけれど。。 去年書いた日記や、もっと過去の日記を掘り出してみて、目を通してみた。 今と文体が違う。希望や、面白みに満ちていて、私に、読もうという気を与えた文章さえあった。 会話調に記されている部分もあるが 彼女の日記は、しっかりと、周りを把握できる人間で、人の気持ちを解ってあげられる、心の優しい女の子です。 日々の自分の苦悩もありますが、 「自分だけが苦しいんじゃない、自分だけが悩んでいるんじゃない、私なら、大丈夫。」 と呪文のように言い聞かせて、友達に構ってもらえなくとも、必死で毎日を生きている強い女の子です。 決して、今日、自分の書いた文章に満足せず、明日はもっといい文章を書こう、と努力をする人間です。
私は、アノ頃居た彼女にはなれないと確信いたしました。 私の中に居た彼女は、どこかに旅に出てしまった、そうして、私が何度願っても、もう、彼女は永久に帰ってこない。 もし、今彼女が戻ってきたとして、私を見てなんと言うでしょう。 優しい言葉で励ましてくれるかな。 できることなら、今の私をどこか奈落の底にでも突き落として、彼女が私に成り代わってくれれば良い、と望みます。 彼女に、謝らなくちゃ。 心も身体もずたずたに千切ってゴメンね、って。。 ほんとうに、ごめんね。 謝っても、謝っても、旅に出た彼女には、何の声も届かない。 私の声は、届かない。 此の侭、過去の日記を読み続ければ、私は救われるだろうか。 アノ頃の彼女に、果たして、私は、救ってもらえるのでしょうか。 彼女の生活が羨ましいと、思わない? 彼女のものの考え方が、欲しいと思わない? 彼女の優しさが、ほしい。 私は、彼女になりたい。凄く望んでる。
私の今の、何が悪いのか、突き止めていかなければ、私は、いつか、死んでしまう。 傷を増やして、薬を飲んで、私は、彼女の抜け殻に毒を盛る。 彼女の抜け殻は、いつまで経っても腐ってくれない。 だから、私は、彼女の抜け殻という私を、葬ろうかと思うの。 私は傷を増やし続ける。 授業中も、深い傷を、力いっぱいに付けてしまう。
授業中に、切ってしまうのは、人の注目を浴びたいからではなく、 不幸自慢をしたいわけでもない。 あたしはこんなに悩んでるんですよ、 などと、人に、軍人の胸の勲章のように、精神的な苦しみから生み出された勲章のように、見せびらかしたくない。 私は隠したい。誇りに思ってなんていないから。 あたしは、何も考えてなんかいない。 唯、無意識的に、切っている。 頭の中は、きっと、空っぽなのだと思う。 脳みそがあるかどうか、確信は持てない。
あたしは、現在、何故か、自分を傷つけたりします。 殺してしまいたい。 リスカを酷くさせないためにも、 あたしは自分で問題を解決していきたいと思う。 あたし個人の事で、他の人に心配をかけて、困らせるくらいなら、 あたしは、別に、死んだって構わないわ。
あたしがどうして、リスカしちゃうのか もし、元気が未だ残っていたら、何とかしようと思う。 「死」とか、そんな簡単な手段ではなくて、自分を確認していきたいと思う。
愛情の対象を常に求める自分を、少しでも消していけたら。 一人の人を、ずぅっと、愛したい。 だって、あたしは、その一人の人に、ずぅっと愛されたいと望むから。
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