│←欲張りでした→│
@あたしは、誰にも何も与えてないくせに、何かをもらいたいと望んでる。
あたしは、酷く貪欲。
いけない、いけない。
もっと強い女の子にならなくちゃ。
今日は膨れたり喜んだり、しぼんだり、大変大雑把な日で御座いました。
朝、先生は8時10分くらいに学校にきたら、一緒に来れる、といっていたので、8時10分に学校に行ったけれど、先生はいなくて。 代わりに学年主任の先生が、私に挨拶をしてくれました、そう、熱い視線を送ってくれました。 ちょっと凹み気味で、私の一日がまた、始まりました。 自転車の鍵を、先生に返す用事があったので、十分ぐらい教室で過ごして、職員室に向かいました。
....先生。
先生は、職員室の自分の席に坐っていました。 よかった、 居なかったらどうしようかと思った。 こう見えてもわたくし、職員室の扉を開けるのが大の苦手で、先生が居ないときのしょんぼりして帰る絶望感を、味わいたくないのです。 そして、先生のところへ。 「せんせ、おはようございます。」 「おはよう」 私は、両手を丸くして、手の中に鍵を持っていました。 「昨日は鍵アリガト。返しに来ちゃいました。」 「おう。鍵、みつかったん?」 「ありました。家の玄関に(笑」 「なんでやねん、ちゃんと忘れんようにしいや(笑」
いつもどうり、笑顔の先生。 そんなこんなで、私は一枚のプリントをいただきました。教室に貼るように、言われました。 押しピンがない、とのことなので、事務所へもらいに行こう、と二人でもらいに行きました。 私は、この一瞬というか、ひと時の間、とても嬉しかった。 先生と同じ時間、私と先生だけの世界、何ものにも代えられないような気がして。 舌足らずの私にも、嬉しい事や幸せを体験できるコォナァは、まだ存在するみたい。
素直に、嬉しいと思えた。
こんな素敵の朝の出来事は、いそがしく過ぎていきます。
一時間目は体育。 そういうわけで、朝のホームルームも手早く先生は済ませました。 私が着替えて、先生は、体育の先生と話していました。 私は思わず、先生の背中をボンッと叩きました。 多分、何の反応も無かったので、私は、沈んでしまいました。 私の心持は、先生の態度によってのみ決まるの。だから、いじわるしないで。 私を、見捨てないで。 そうして、体育の授業の間ずっと、私は自己嫌悪に悩まされました。 なんで、背中を叩いたりしたのか。 やめときゃよかった、って。
帰りのショート 先生の姿は、どこにも見当たりませんでした。 変わりに、違う先生が現れました。 私は悲しくって悲しくって。
木材調達に、お店まで行きはったらしかった。
講習とか、色々な事があって、お互い忙しくって、一緒に帰ることができなかった。
もう、貪欲にはならない。
けど、また、一緒に帰れたらいいな、と思います。
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