│←さようなら 告げると共に 舞い降りる 新しき年 繰り返す想→│
@繰り返すのは時だけでなく、想いだけでなく、自分自身の心も、またそうだ。
あたしが日記を書き始めた切っ掛けや、文字に興味をもちだしたのは、化学の先生と出会ってからだった。 彼は、文字を読むのが好きで。 あたしも、文字を読むのが好きです、と言ったら、あたしのことも好きになってくれるかなと、考えたりもした。 でも。実際、あたし自身、文字を読むことが、だいっ嫌い。 漫画さえも、読めないくらい、嫌いです。読書感想文は出した事すらありません。感想が出てこない。言葉にならない。 その点、日記は、勝手に書けるので、気楽でいいです。
あたしは、読書など、嫌い、大嫌い。 唯、先生に、彼に好かれる自分でありたくて、文学少女たるものを、必死で演じました。 文字をみたからといって、感想などを口にすることは出来ません。 あたしの唇は、動かなくなってしまう。本当に、何も言葉は出てこない、出てくるわけ無い。日常会話さえ、まともに話せない自分。感想?もってのほかょ。 それでもあたしは、そこらじゅうの言葉を拝借して、先生に手紙をたくさん書いたのです。 彼が早くあたしに振り向くように。
あたしの彼に送った言葉は、ほとんど全て、嘘で固められて行きました。 ついに彼は、あたしを認めてくれました。あたしを好きになってくれました。
でも、最近、あたしの全てを偽っているのが怖くなった。 嘘で固められているあたしの生活そのものが、惨め。 偽善者の自分や嘘の自身が、怖くなりました。
My追加ぁ?
いつだってあなたはやさしいね 誰にだってあなたはやさしいね やさしいあなたが大好き でもね、でもね 遠くから あなたのやさしさを見るのが辛いの
つらくて、苦しくて 目を閉じてしまうよ
もう、会えないね 私の瞳にあなたは映らなくなってしまったの
§2002年04月05日(金)§ |