Juliet's Diary HOMEDiary INDEXpastwillsellection


2005年05月28日(土) オペレッタ狸御殿(初日舞台挨拶)

”絶対行くぜ! 待ってろ、オダギリ斉藤!”

と、オダギリ斉藤が、歌って踊り、求愛をぶちかます、という、
どう考えても、新選組のイメージを粉砕する映画。
どーして、斉藤やったあとのお着物姿が、王子様ちっくかな(笑)
そういうワケで、この目で確かめるべく、見に行くつもりでした。

がっ! せっかく行くなら、初日舞台挨拶!
ということで、狙ってはいたのですが・・・・。

こまめにチェックしていたつもりが、発売当日の昼、知る(ダメ)
ホテルビーナスと同じく、松竹系なので、きっと突然だったのかな?
とりあえず、二本松で知り合ったV6FANの方に確認する。

”じゃ、今から行ってくるわ!”

えぇ〜?と思ったけど、職場が銀座で、超近かったみたい。
朝から発売なのに、2階席ではありますが、1時近いのに取れちゃったよ。



で、行ってきました。まずは映画の感想です。

つーまーんーねーっ!!!!!!!

その一言に尽きる。カンヌで大絶賛で観客大笑い、と聞いていましたが、
今日、客席笑ったの、たった1回だよ。それも、くすっ程度。
意味わかんないし、どこが面白いのか、さっぱりわからかった。

30分も過ぎた頃には、じゅりちゃん、帰りたくて仕方がない。
睡魔には襲われるし、見ているのは苦痛で苦行。
どんなにオダギリ・ジョーさんが格好よくても、もうアウト。

”かっこういいだけや、好きな俳優さんが出ているだけじゃ、ダメなんだ”

それをオダギリさんで学習するとは、夢にも思っていなかったぜ。
若武者を用意して、鼻息荒く臨んだワリには、苦しい結果。



して、舞台挨拶。コレ、ちょっと驚くよ。

まずは、出演者登場! 拍手、薄っ! 観客の熱意、寒っ!
”みなさん、もうちょっと拍手してください”
司会者の方がそう言うほど、信じられないほど薄い拍手。

自分は、つよしくんの舞台挨拶しか、行った事がありませんが、
あっちの方が異常なの? こっちが普通?
そりゃ、つよしくんの映画は、つよしFANがほとんどだろうけど、
オダギリさんだって、FANは多いでしょう? FAN層の差?

そう言えばですが、すまFANに比べ、オダギリFANは化粧が薄い(笑)
おとなしめの女性が多いってことかしら? 
今回は監督のFANも多いらしく、男性の方も比較的多い気が致しました。


さっぶい拍手の中、出演者、ぞろぞろ登場。
それでも大きくならない拍手に、自分は観客の映画の感想を予感する。

”きっとみんな、ダメだったんだ・・・・”

多分ですが、きっとそうです。さすがにダメだったんだ。
それが、この薄い拍手の原因なんだ(決め付け)


して、お目当てのオダギリさんは、なんとスーツに帽子で登場。
そりゃねーぜ、と思いますが、オサレな方の考えることは、よくわからん。
スーツも遠目では、平凡なグレースーツで、かっこういいんだけど、
舞台挨拶で帽子って、顔、見えないじゃん、です。


”とっても面白い映画で、日本でもみなさん笑っていただけると思います”

自信たっぷりのオダギリさん。しかし、じゅりちゃんは思う。

”今日、みんな、笑ってないぜ、オダギリさんよ・・・・”


恥ずかしがり屋さんらしいオダギリさんの挨拶は、あっという間に終了!
出演者と客席の温度差が、まったく正反対の挨拶を述べる出演者達。
そんでもって、舞台挨拶に必要?って感じの出演者まで、ぞーろぞろ。
そのせいかどうかはわかりませんが、司会者から出演者への質疑がなく、
さっさか写真撮影へ。そんでもって、舞台挨拶終了!!

えぇ〜??です。こんなもんなの?
アイドル映画とは、まったく違うぜ。さすが俳優さんだ。
でも、あっさりしすぎて、こりゃどうかなぁ〜、です。
できれば、この映画の見所は?とか、撮影秘話とか。
そういうのが小出しであっても、良かった気がします。



オダギリさんって、そういうのは、ニガテなのかな?
他の方が話している時、他の出演者の方は、話している方を見ているのに、
オダギリさんだけ、前を見たまま、微動だにせず。
ちなみに、お手々は股間前で組んだまま。左手が上ね。

時折、手を組み替えては、足の位置もずらしたり。
ちょっとお退屈?と、思ったけど、子役の挨拶では、
けっこうにっこり、コドモを見ているんだよね(笑)

今回、せっかくだからと、つよしくん視線で、オダギリ監察。
ちょっとのしぐさも、見逃さない。


本当に、恥ずかしがり屋さんなのだと、思います。
どちらかと言えば、自分の中にこもる感じで、発散型でナシ。
表情もあまり変えず、よく言えば、じっと目を見て。
つよしくん流で言えば、ぼーっとしている(笑)

意外と普通の男の子なのかな? と。
オダギリさんに男の子、という表現は失礼になってしまいますが、
男性というより、そこにかわいらしさを感じたのも、否めません。



最後に、出演者の方から、小さなアメの入ったおひねりが。
2階席は、スタッフさんが投げてくれたのですが、
じゅりちゃん、3回も頭に直撃!!

”あいだだだ、あいだだっ!!!”

ビニールとはいえ、角っちょが当たるから、痛いのよ。
しかしながら、アタマに当たって、ひざの上に落ちるので、
じゅりちゃん、3個くらい貰っちゃったよ。
お隣の席のおばさまと、喫煙所で話したおっさんに上げちゃったけど。

”うえぇぇ〜!! うえぇ〜!!”
妹にあげたら、ゾンビになって吐いていた。
”オダギリ様がくれたんだよ” と、ウソをついたら、
”どんなに格好よくても、今後オダギリを見たら、この味を思い出す”
と、妹は悪態をついて、去っていきました。
じゅりちゃんは、平気だったんだけどな。


オダギリさんは、遠くへ飛ばそうと、試行錯誤。
アメ自体はとても小さく、ビニールも軽くて、ヘンな空気抵抗があるのか?

”オダギリくん、やってよ”

女性・子供、あとは男性でも少々高齢。
他出演者の方も、オダギリさんに残りを預けて、オダギリ一人奮闘(笑)


”遠くへ飛ばしてくださーい!”

えいやっ!と投げてみるが、どうもうまくいかない。
つよしくんのように、笑顔でもなく、ノリノリでもなく。
ただ懸命に、遠くへ飛ばそうとする、格好いい男、オダギリ・ジョー。

1回、2回。ぜんぜん飛ばず。
ダメな紙飛行機のように、不可思議な曲線を描いて落下する、おひねり達。
投げ手のオダギリさんの意図を、まったく解さず、好き勝手に散らばる。

3回、4回。
オダギリさんは、けっこう力を入れてきているが、
それに反比例するかのように、飛ばないおひねり。
最後はオダギリさん、足まで上げて、えいやっ、えいやっ!
だたし、顔は無表情で、声だって上げていませんがね。

客席も、ヘンな飛び方のおひねりに、空気抵抗の存在を知る。
しかし相手は、オダギリ・ジョー! かっこういい男、オダギリ・ジョー!
彼に不可能はない! そんなかっこう悪いままでは、終わらない!

観客の、ちょっぴり熱い、オダギリさん、こっちよ! な視線と、
オダギリさんなら、最後はきっと決めてくれる!という期待感の中、
オダギリは終わねど、おひねり終了(笑)

箱の中を、手でかさかさして、”あっ、ナイ”な顔のオダギリさん。

不発!不発!不発!!!
くさなぎつよし並に格好悪いのですが、でもそこはオダギリ・ジョー!
何事もなかったかのように、さらりと、おひねり飛ばしを終了!

爆笑まで、あとコンマ1秒だった、つよしFANじゅりちゃんは、
慌てて止めた笑いを飲み込んでしまい、ひゃっくりが出てしまいました。
もうちょっとオダギリさんとタイミングは悪ければ、
じゅりちゃん、あの場で、超悪者。


くさなぎつよしとは、違うんだ。アイドルとは、違うんだ。

オダギリさんが普通じゃないのか? それともつよしくんが異常か?

映画自体は、最悪の時間でしたが、オダギリさんを知る、
そして、アイドルとの差も、自分がアイドルFANで、
かつ、それもちょっと特殊なFANであることを実感した、貴重な時間でした。


ぜんぜん、映画の感想に、なっていませんね。はい。



追伸

しかし、好きな人には、たまらない映画でしょう。
オススメはしませんが、”意味わからないけど、面白い!”という感想を、
なにかの作品でクチにしたことがある人には、ぴったりかもしれません。


追伸2

しかし、一言だけ、言いたい。
舞台挨拶では、出演者の方が会場を出きるまで、拍手すべきだぜよ。
オダギリさんがまだ場内を歩いているのに、なぜやめる?
アタマにきて、じゅりちゃん、ワザと大きく拍手。
そしたら自分の周りの人は、また拍手してくれたけど。
1階席はどうだったのかな?

映画はつまらなかったよ。それは感想。
でも作品を作り上げて、胸張って出てきた人たち、出演者には、
最低限の礼儀を示そうぜ。

相手がオダギリさんとか、そういうのは、関係ない。
あそこに観客としていた者として、作成者の人たちへの、
儀礼的であったとしても、しなければいけないことだと、自分は思う。


追伸

月イチゴローで、吾郎様も、この映画を堂々5位。
”予選落ち”とまで、言っていた。自分もそう思うよ、吾郎様・・・。


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