Juliet's Diary
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実は、このドラマ。まともに見れた回数の方が、少ない。 録画に失敗したり、終わりのほうしか、見れなかったり。 特に、SPになってからは、散々な結果です。
勿論、西村さんが、黒木さんと結婚した、とか、そういうことは、わかってます。 でも、もう、細かいことが、思い出せないくらいの、こまぎれ鑑賞だったのです。
さて、そんなこんなで、期待度は、いつもより、若干、低め。 でも、今度こそ、きっちり、見るぜ! と、意気揚揚と。 結果として、残業していて、ママに録画を、頼んだのですが(笑)
9/30(火) ぷっすまSP放送前。ひとり、部屋にて、じっくり鑑賞。 そして、オープニング前の、ダイジェスト映像だけで、ビックリ仰天。
なんだ、この、くさなぎつよしは?
その驚きの期待を裏切らない、くさなぎつよし。 最初の頃の、風見君とは、えらい違い。 それは、風見君と役柄が、変わってきたのではなく、 あきらかに、役者、くさなぎつよしの、段違いの成長を、感じてしまう。
僕の生きる道とか、黄泉がえりとか、見ているのに。
おそらく、それは、ほとんど記憶にない、この数年のSP。 わたしのとって、TEAMといえば、とりあえず、5年前のワンクール。
だからこそ、数年前の、風見君を演じる、くさなぎつよしから、 今の、くさなぎつよしへ。 あいた口が、ふさがらないほどに、驚いてしまう。
5年と言えば、小学1年生が、5年生に。 確かに、成長するよ、といえば、そうですが、でも、彼は、小学生ではない。 れっきとした、20代であり、その成長速度は、子供時代より、遅いはず。
自分に当てはめてみれば、一目瞭然。 5年前の自分と、今の自分を比較すれば、どこに成長の片鱗があるのか? 単に、歳をくっただけじゃないかと、罵倒したくなるような、この醜態。
人って、こんな短期間で、様々なものを、身につけられるんだ。 でも、いったい、どうして? どうやって?
”ふざけんなよっ!”
素人目にも、はっきりわかる、その違い。 わかってはいたけど、久しぶりに、見せ付けられる、彼の不思議なチカラ。
心臓だけが、やけに、どくどくと、感じられて。 あっというまに、くさなぎつよしから、目が離せなくなりました。
気がつけば、物語は、始まっている。 へらへら、へらへら、ビデオを見ている。 目だけが、子供のように、輝いて。大好きなビデオを、見ている。
”あのエロ野郎と、なにしてたんだ!!”
はい、丹波さん。あのエロ野郎は、確かに、えろえろ精神を引き起こし、 あなたの妹さんに、ちゅー、をしようと、狙っておりました。
”なにすんだよっ!!!”
この箇所、いきなり、10回くらい、激しくリピート!! エレベーターから、殴られ、ふっとんでくる、つよしくん。 あなたの、その、痛い演技、大好きです。
丹波さん、大好き。 なぜって、容赦なく、つよしくんを、ぶちのめしてくださるからです。
自分に、お声がかかりそうで、にこにこ、にこにこ。 で、そんな、つよしくんの、頭を、べしっ!ごちっ! あたまを、ぐりっ!
あぁ、お願いです。 もっと、激しく、容赦なく、つよしくんを、痛めつけてください。
いいぞ! くさなぎつよし! 痴漢で逮捕なんて、最高だ!
”すっごい、ウラギリ!!”
いつもの、心のつぶやきも、絶好調です。
つよしくんが見つけた、事件の糸口。
”それでも、あなたのことを・・”
そうだよね、つよしくん。 それでも、彼は、母親を、欲していた。
つよしくんも、きっと、お母さんのことが、大好きだ。 あれだけの優しさを、持っている、つよしくんだから、 きっと、お母さんが、大好きなはず。 だから、役を越えても、わかる、あの少年の悲しい境遇が。
泣き顔が、なんとなく、ホンモノに、見えてしまう。 つよしくん自身が、心を痛めているように、見えてしまう。
でも、役者さんって、そうなのかもしれない。 体も、声も、そして、心までも、その役の人物に、貸し出して。 風見君が傷つけば、演じているつよしくんも、傷つくのかも、しれない。
ひとりの人間が、そのひとつの体と心で、複数の人生を、経験する。 きっとそれは、とてつもない、そして、終わりのない経験ではないかと、 泣き顔のあなたを見て、考える。 演じることに、惹かれてやまない、あなたを、そこに感じる。
ひとりの男を挟んで、兄と妹の、容赦ない会話に、輪の外から、にやにや。
いいドラマと、そして、いい共演者に、恵まれましたね。 確かに、西村さんと並ぶと、まだまだ、修行の余地が、感じられますが、 でも、それでも、いい意味で、食いついている。
また、1年。そして、また、1段。 来年も、驚くほど、成長したあなたを、楽しみにしております。
追伸
”ウソだろ・・。ゲームセンターが、初めてなんて。 しょっちゅう、入り浸っていたって、お店の人が、言っていたよ”
少しだけ、脚本への、不満。
最初に、つよしくんが見た、あの少年の目。 あれに、いったい、どんな意味が、あったのでしょうか?
あれほど虐待を受けた彼が、どうして、丹波さんや風見君に、従順なのか? もう一波乱、あっても、よかったのではないかと・・・。
勿論、そうなっていたら、どうしようもなく、絶望的な終わり方でしょうが。 でも、実際の少年犯罪の現場は、きっと、絶望的な日々の、繰り返し。 ドラマとしては、成り立ちにくいのかもしれません。
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