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2003年09月26日(金) TEAM 4

実は、このドラマ。まともに見れた回数の方が、少ない。
録画に失敗したり、終わりのほうしか、見れなかったり。
特に、SPになってからは、散々な結果です。

勿論、西村さんが、黒木さんと結婚した、とか、そういうことは、わかってます。
でも、もう、細かいことが、思い出せないくらいの、こまぎれ鑑賞だったのです。

さて、そんなこんなで、期待度は、いつもより、若干、低め。
でも、今度こそ、きっちり、見るぜ! と、意気揚揚と。
結果として、残業していて、ママに録画を、頼んだのですが(笑)


9/30(火) ぷっすまSP放送前。ひとり、部屋にて、じっくり鑑賞。
そして、オープニング前の、ダイジェスト映像だけで、ビックリ仰天。

なんだ、この、くさなぎつよしは?


その驚きの期待を裏切らない、くさなぎつよし。
最初の頃の、風見君とは、えらい違い。
それは、風見君と役柄が、変わってきたのではなく、
あきらかに、役者、くさなぎつよしの、段違いの成長を、感じてしまう。

僕の生きる道とか、黄泉がえりとか、見ているのに。

おそらく、それは、ほとんど記憶にない、この数年のSP。
わたしのとって、TEAMといえば、とりあえず、5年前のワンクール。

だからこそ、数年前の、風見君を演じる、くさなぎつよしから、
今の、くさなぎつよしへ。
あいた口が、ふさがらないほどに、驚いてしまう。


5年と言えば、小学1年生が、5年生に。
確かに、成長するよ、といえば、そうですが、でも、彼は、小学生ではない。
れっきとした、20代であり、その成長速度は、子供時代より、遅いはず。

自分に当てはめてみれば、一目瞭然。
5年前の自分と、今の自分を比較すれば、どこに成長の片鱗があるのか?
単に、歳をくっただけじゃないかと、罵倒したくなるような、この醜態。


人って、こんな短期間で、様々なものを、身につけられるんだ。
でも、いったい、どうして? どうやって?

”ふざけんなよっ!”

素人目にも、はっきりわかる、その違い。
わかってはいたけど、久しぶりに、見せ付けられる、彼の不思議なチカラ。

心臓だけが、やけに、どくどくと、感じられて。
あっというまに、くさなぎつよしから、目が離せなくなりました。



気がつけば、物語は、始まっている。
へらへら、へらへら、ビデオを見ている。
目だけが、子供のように、輝いて。大好きなビデオを、見ている。


”あのエロ野郎と、なにしてたんだ!!”

はい、丹波さん。あのエロ野郎は、確かに、えろえろ精神を引き起こし、
あなたの妹さんに、ちゅー、をしようと、狙っておりました。



”なにすんだよっ!!!”

この箇所、いきなり、10回くらい、激しくリピート!!
エレベーターから、殴られ、ふっとんでくる、つよしくん。
あなたの、その、痛い演技、大好きです。

丹波さん、大好き。
なぜって、容赦なく、つよしくんを、ぶちのめしてくださるからです。

自分に、お声がかかりそうで、にこにこ、にこにこ。
で、そんな、つよしくんの、頭を、べしっ!ごちっ! あたまを、ぐりっ!

あぁ、お願いです。
もっと、激しく、容赦なく、つよしくんを、痛めつけてください。


いいぞ! くさなぎつよし! 痴漢で逮捕なんて、最高だ!

”すっごい、ウラギリ!!”

いつもの、心のつぶやきも、絶好調です。



つよしくんが見つけた、事件の糸口。

”それでも、あなたのことを・・”


そうだよね、つよしくん。
それでも、彼は、母親を、欲していた。

つよしくんも、きっと、お母さんのことが、大好きだ。
あれだけの優しさを、持っている、つよしくんだから、
きっと、お母さんが、大好きなはず。
だから、役を越えても、わかる、あの少年の悲しい境遇が。

泣き顔が、なんとなく、ホンモノに、見えてしまう。
つよしくん自身が、心を痛めているように、見えてしまう。


でも、役者さんって、そうなのかもしれない。
体も、声も、そして、心までも、その役の人物に、貸し出して。
風見君が傷つけば、演じているつよしくんも、傷つくのかも、しれない。

ひとりの人間が、そのひとつの体と心で、複数の人生を、経験する。
きっとそれは、とてつもない、そして、終わりのない経験ではないかと、
泣き顔のあなたを見て、考える。
演じることに、惹かれてやまない、あなたを、そこに感じる。



ひとりの男を挟んで、兄と妹の、容赦ない会話に、輪の外から、にやにや。

いいドラマと、そして、いい共演者に、恵まれましたね。
確かに、西村さんと並ぶと、まだまだ、修行の余地が、感じられますが、
でも、それでも、いい意味で、食いついている。

また、1年。そして、また、1段。
来年も、驚くほど、成長したあなたを、楽しみにしております。




追伸

”ウソだろ・・。ゲームセンターが、初めてなんて。
しょっちゅう、入り浸っていたって、お店の人が、言っていたよ”


少しだけ、脚本への、不満。

最初に、つよしくんが見た、あの少年の目。
あれに、いったい、どんな意味が、あったのでしょうか?

あれほど虐待を受けた彼が、どうして、丹波さんや風見君に、従順なのか?
もう一波乱、あっても、よかったのではないかと・・・。

勿論、そうなっていたら、どうしようもなく、絶望的な終わり方でしょうが。
でも、実際の少年犯罪の現場は、きっと、絶望的な日々の、繰り返し。
ドラマとしては、成り立ちにくいのかもしれません。


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