箱の日記
DiaryINDEXpastwill


2005年03月03日(木) キミドリ




キミドリ




ギターを置いてきたけど
頭の中で繰り返すから
間違えたりしないし
歌だって歌える
僕はまんなかの席に座って
君のいる場所からはわからないだろうけど、
座席にくくりつけられて
安心しているよ

地球の遠さや
春に咲くキミドリたちの
「うん」
とか
「ねえ」
果てしないのは
腕につけた頑丈な時計のそれじゃなくて
地球とは反対側に向いた
えいえんの窓

笑って手を振った君の
細いカラダは
サヨウナラ
思い出したよ

始まりの曲
真ん中の
それは一人きりの席で
僕はほっとしている



箱 |MailPhotoMy追加