箱の日記
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2004年08月21日(土) 遠い岸







たとえば、空
またドアを開け、外へ出たあなたのくちびる
遠くで
終わりのない絶望

わたしとあなたが平行に辿る線
こちらにも
いま鼻先に触れた風

そして海
顔洗いの水の 手にたたく
ひとひとりぶん
わたしが手をひたせば、それはあなたのいる遠い岸へ

洗ったばかりの皿を手に
立つ場所
台所の陰から
そっと
肩を







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