映画DVD鑑賞記 |
映画の感想 1、「死ぬまでにしたい10のこと」 2、「戦場のピアニスト」
「死ぬまでにしたい10のこと」
まさに泣かせるための邦題。ポスターも可愛い感じだし。私の涙腺は弱いので(最近更にひどい)、狙った映画は見るつもりもなく、チラシさえ貰うのを避けていたのですが(笑)、ひょんなことから見てしまいました(タダ券いただき)。 感想。 一言で言えば、綺麗。キレイ過ぎる。綺麗という事が長所であり短所でもある映画ですね。 内容にも疑問は感じるのですが。 個人的な理由で、フィクションにしろ若いうちになくなってしまう人を見て、どうしても悔しくて泣いてしまった。 彼女の決めた10の事は、いろんな顔も持った決断でしたね。母親、妻、女の子、女、友人、そして娘としての決断。間違ってるといわれることもあってもそんなの23歳の女が決めた事が全て道徳的に正しくて、美しくて、完璧だったらそれこそ人間らしくない。今まで流されるように生きてきた人が自分の意思でもって行動したって事が重要なんだね。 自己満足だけど、自分の人生だからよかったのではないかとおもいます。 最後の彼女の見た光景が甘いものであったか、苦いものであったかは彼女の決めた事の結果だったんだと思う。私には両方に見えました。しっかし不倫相手の男性がかわいそうでならない。 あ、主人公の人が凄く綺麗です。かわいい。好きな顔だわ。
「戦場のピアニスト」
泣くかと思ったけど泣きませんでした。でも深く・・心に残った。 考えさせられた。 見終わった後、父と戦争について話し合った。結論はでませんでしたが。こういう機会を持つことだけでも意味のある映画です。 まるでモノのように人を殺すシーン。 人はここまで狂えてしまうのか、とナチ兵をみてぞっとした。 第二次世界大戦で日本もこのナチスドイツと同盟軍だった上、中国に同じ事をやっている、更に他の国も大虐殺の歴史はくり返されていると考えると恐ろしくてならなかった。あの姿はどんな人種だって、むしろ人間ならこんな事だってありえるってことだ。この事実だけでも、不気味だ。あとピアニストって題がつくぐらいの映画なのに、「音楽」がほとんどない。 ピアノの鍵盤を触らずに指を動かすだけで主人公の頭の中に鳴る音。あのシーンが好きだわ。 戦争時代はそんな潤いもなく、ただひたすらに生きるしかない。ほとんど音楽がない映画だから彼が音楽をどれだけ渇望していたか、観客は少しでも(ほんの少し)共有できたのではないかと思います。だから、音楽が彼の生きる希望だったと。その中で弾けない鍵盤を空中で叩く彼の表情はすばらしかったと思います。
ああ、支離滅裂な文章。ともかく心に残る映画です。
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2003年12月06日(土)
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