朝から「サンエスマネキン」でバイトであります。
そのバイトの内容というのが、
「白いパネルに黒いペンキをひたすら塗る」
という作業でした。
最近ホーライ君と一緒過ぎですが、これまた
ホーライ君と共に作業です。
パネルというのは、畳一枚より微妙に大きいぐらいで、
展示会の会場を仕切ったり、通路を作ったり、
写真など飾り付けをするときために使うものなのだが、 会社には白いのしかない。
なぜか、展示会をやる業者さんが「黒がいい」
と言い出して、しかも「120枚」というご注文であったのだ。
やめてください、お葬式じゃないんですから。
朝の9時からひたすらローラーで塗る作業。
結構面積が広いので一枚10分近くかかる。 パネルの表面はブツブツしているのでしつこく擦るように 塗りこまないと、ぽつぽつと白いところができてマズイ。
それがまた光の加減で、ぎらぎらして判別しにくい、
乾いたと思ったら、また白いブツブツが・・・
ああうっとうしい。
とにかく、塗ります。
やっと10枚。(二人で)
社員の人がいないので、適当に休憩します。
そして20枚。
昼をすぎても塗ります。
30枚。
塗ります。塗るとき。塗れば。塗れども。
金曜も同じ作業をしてて、いいかげん飽きてくるので、
最初のタッチに、いろいろ工夫します。
こう、白い半紙にずばっと草書体を感じで、
「莫山先生風」にやってみたり。
ひたすらローラーを降りまわして、ポタポタたらして、
なんか印象画ぽく「ジミー大西風」にやってみたり。
そんなことやってても、まあいずれは飽きるわけですが。
そのうち、
「真っ白なキャンバスをひたすら深黒で塗りつぶす」 という行為に世界の混沌を感じ、 「ああ、混沌だ」「混沌の世界だ」「世界は混沌だ」
と言いながら。
塗っていたので、えらく怪しまれました。
15時ごろペンキがなくなったので、45枚ほどで終了。
1万円+食事手当て、という報酬でした。
その後、ホーライといつものように、ワールドカップ観戦へ。 しかしいいかげん金がないので、どこぞやのショッピングセンターの
広場にあるでかいハイビジョンテレビで缶ジュースの見ながら
観戦して済ます。賢い方法かも?
結果、韓国 0−0 スペイン (PK 5−3)
韓国勝利。 いいかげん韓国には負けてもらいたかったので、ショック。
もう、赤いモノ見ただけで、くやしくなる。
と、帰ろうとすると、
おれの車が赤いのかよ!
ツッコんでこの日はこの日は終了。 以上。
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