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日々のモエログ

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2004年05月24日(月)
BLOOD Brothers ちょっと補足

自分の昨日の日記(?)を見て、ちょっと感じたニュアンスが違うかもーと思ったので補足をば。
いや、下の文章だと本場が全然ダメみたいだな、と思ったので。

率直な観劇の感想ですが、レベルとか何とか考えると、当然ですが作品の出来は、本場の方が断然良かったのですよ。当たり前の話だけど。

それに私は所詮ヲタで、舞台を観ていても、役ではなく結局その人物を思う可哀想な人間なので(ミッキーも最終的には「坂本くんステキ…」だし、リンダを見ながらも「でも、クルクル・ミラクル篠原やしなぁ…。服飾系の短大か何かは結局卒業したんかなぁ…」とか思う可哀想な人種)、最終的には結局なんかイロイロ考えて話に集中出来ない所はあり。
当然ロンドンの役者さんのそんなモンは知らないので、話自体にはこっちのほうが断然のめり込めた(パパママチュウの方に意識を奪われている瞬間も多々あったが・笑)。

んで、坂本くんミッキーの時に感じた違和感も、本場のものを見ることによって、自分の中でナットクできた。
その、坂本ミッキーの際の違和感というのは、人生に絶望し薬漬けになる坂本くんに、狂ってるっぽさを感じながらも、まだ彼のことをどこかかっこ良い、と思っていたところで(これはヲタの欲目かもしれんが)。
でも、坂本くん演じるミッキーが人生に絶望し、薬漬けで狂っているのは分かったけど、十分演じていたと思ったけれど、それでもまだ、余裕があるように見えた。
かっこ良い、ステキ、と人に思わせるような人が、絶望に打ちひしがれて嫉妬に狂い、挙句人を殺してしまうとは、わたしにはとても思えなかった。

それに比べて本場のミッキーってばさ。
7歳からやや微妙なビジュアルで始まるが故(当然高校生時代も萌え無し。この単純なわたしが一度もキュンと来るシーンが無かったのはある意味立派)、狂った頃のビジュアルになると、実に堂に入っていて。
もう、薬を求め絶望に打ちひしがれ汚いその姿は、あーもう確かに君には死ぬしかないかもねーと観客(私)に納得させた。
それに外人のオーバーリアクションが相まった日には、鬼気迫るものがありました。
その差が演技力なのかビジュアルなのか国民性なのかは分からないが、とにかく、ロンドンミッキーなら、確かにエディ殺すわなぁと納得できた。そして、本気でエディは無駄死にだった…。

真琴つばささんが演じたストーリーテラーも男の人が演じていて、最初は「くたびれたスーツを着たトルシエ?」とか思っていただけだったのに(トルシエ似の外人だった)、この人がもう歌がウマイのさー。
聞いていると鳥肌が立つ立つ。しかも男性の迫力で、キャストを追い詰めていく感は凄い。

でも正直、日本でここまでやったら(誰が演じるのかは知らんが。私にはトルシエが演じるしか思い浮かばん。)、きっと坂本くんも赤坂くんもきっと食われてしまったと思うので、ソフトになった日本版では真琴さんが演じたので良かったと思う。

とにかく、作品という観点で考えると、坂本くんがという本場舞台を見て、衝撃と不安を抱いたというのも当然(それを自分が演じるのなら尚更)な、素晴らしい作品だと思う。
だが、そんなことを散々書いても、結局は全てこの一言で終わってしまう。

でもねー。ミッキーのビジュアルがねぇ…(苦笑)

エディについてどうして何も書いてないか、というとですね。
正直、ミッキーの○ゲは生え際が(かなり)ヤバイというもので、視力0.7の私はかなり注意深く見ないと判別出来ないようなものだった。
実は幕間に友人に言われるまで、そんなに気にならなかったくらいで(でも一度判別したら、最後までその○ゲっぷりに囚われちった)。
それに対して、一方のエディの○ブさと来たら。目の悪い私にも一瞬で判別出来るような様相で。腹が出てる7歳ってどうよ?
でも友人に言わせると、7歳のデ○はここ(英国)にはたくさん居ても、7歳の○ゲはそうそう居ないから、ミッキーの方がよりありえんそうだ。
ということで、エディは、演技ビジュアルトータルで問答無用に赤坂くんのが勝ちかも。今すぐロンドンに送り込め!(笑)てな感じでした。


なんてことを思っていたのが、昨日の日記(殴り書き?)じゃ全然分からんな、と思ったので、長々と書いてみました。