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2013年06月09日(日) |
6月9日のlesson de ラ・パレット |
すっかり夏のようなこの日でしたが、気候の変化が激しい1週間だったためか、弾いてくれる予定だった一名の生徒さんが体調を崩し4名でのレッスンとなってしまいました。 一名のレッスン時間を埋めるため、北川先生がまとまったお話をしてくださることになりました。
****************************************** 11:30〜 J.S.バッハ:平均律第1巻 6番 ショパン:エチュード Op.25-2 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.2-1
12:30〜 J.S.バッハ:平均律第1巻 5番D-dur、11番F-dur ショパン :エチュードOp.10-4 リスト:3つの演奏会用練習曲より「軽やかさ」 休憩 13:30〜14:10
14:10〜 J.S.バッハ:平均律第2巻より 24番 h moll BWV893 J.S.バッハ:平均律第1巻より 9番 E Dur BWV854 ショパン:練習曲 Op.25-2 f moll、Op.25-3 F Dur
15:10〜 J.S.バッハ:平均律1巻より、3番 ショパン:エチュードOp. 25-4 リスト:パガニーニによる大練習曲 4番、5番 ショパン:即興曲3番 Op.51
16:40〜 北川正先生のお話 『いまほくがかんがえていること 〜音楽は何を表現するのか〜』 ******************************************
この日、北川先生がレッスンでおっしゃったことは盛りだくさんで、 ここに何から書いたらよいのかわからなくなるほどです。
まず、演奏におけるミスについて。 「間違えないように用心するのは勉強の段階で、演奏でそれを見せてはいけない」 「何か良いことをしようとしたら、出来るかどうかわからなくてもやらなくてはならないのだから」 「そして、間違えないのなら、弾かない人が一番間違えない。 でもそれは意味がない」 「演奏して熱い気持ちになって間違えるのは、冷たい気持ちでミスをしないよりも良い」 「間違えそうな所を一生懸命弾くと重くなってしまう」
より良い演奏をするための気持ちの持ち方について。 「良い音楽は聴いている人を終わりまで運んでいく」 「バッハやベートーヴェンの音楽は、時間が川の水のようにどんどん流れていく」 「カラヤン曰く『大きく振ったほうが音楽は良くなる』」 「長いフレーズをはじめから終わりまで同じ気持ちを持ち続ける練習を」 「人の心に何かを伝えるには、自分が何を感じているかが大切」 「どんな曲かというイメージがあるともっと上手くなる」
他にも、練習のやり方、速く弾くにはどうしたらよいか等々、沢山の貴重なお話を伺うことができました。
そしてこの日、『いまほくがかんがえていること 〜音楽は何を表現するのか〜』というテーマで 北川先生がお話くださった内容は、とても感動的なものでした。 プログラムでは最後の時間に…ということになっていますが、休憩前にもお話くださったので、 早く帰られた方にも聴くことができてラッキーでしたね。 多くの方にとって有益なお話だと思いますので、項を改めて書くことにします。
次回の公開レッスンは8月4日。 夏休みならではの企画ができないか、現在、先生と相談中です。 お申込みをお待ちしています。
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