えがにき
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2002年09月18日(水) |
『インソムニア』Insomnia |
映画館に映画を見に行くと予告編を観る事になる。一年も先の映画の予告もしていて驚いたり(たーみねーたー3、来年の7月公開)。
で、かっこいいんだ予告編て。いい場面をテンポよく編集して音楽つけたりするともう元の映画とは別物に。それでつい勘違いして観てしまう。
こういう言い方はよくないんだけど騙されちゃう。むこうも客を入れてなんぼだから頭使って精一杯やってるんだろうけど。でもうそをついちゃいけないよ。狼少年。
「6日間眠れないほどのあまりにも異常な事件」
これは違うよ。眠れないのは異常な事件によってではないでしょう。
何回か予告編を観ている内にこの映画は、心理的に追い詰められるサイコホラーだといつのまにか思い込んでいたんだけど、眠ったら殺されるんだとか、犯人が主人公を眠らせないんだなとか。
すっかりそう思いこんでいたのでそうではないということに気をとられてありのままに観られない。
ちがうじゃんかーだまされたー。という怒りが→つまんねーぜこのやろー。と変換。 そんなにつまらないと怒る程ではない(刑事役アル・パチーノはさすがだし、ていねいに作られている)のだが。もう行き場のない勢いで。
でもだまされたといっても勝手に勘違いしていたのでしょう、だって僕達は切ってつないだだけだから嘘ついてるわけじゃないし。といわれると言い返せないような。でもちゃんと作られた映画の芯をくみとって伝えてもらわなければ伝わる人には伝わって行かないし、勘違いしてみた人はだまされたことばかり大きくなるし、キツネとたぬきの化かしあいがエスカレートしていくだけのようなきがするのだけど、考えすぎかしらね。
そういえば、わたしは映画のはじめの3分ぐらいを観た時点で自分にとって観るべき当たりかはずれかがだいたいわかるのです。なので、予告というものははじめの数分だけをそのまま流してくれる方式にしてくれればいいのにと思いました(無理だろうけど)。
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