2002年07月14日(日) |
カルタまたはさいころの目の「1」 |
相方がいないと,一日が無闇に長いです。 意味もなく車でぶいぶいと走ってしまったり。 ここはどこだーどこだーどこだー…(闇に消え行く)
二時間前に更新したばかりだったような気もするがみやにっき。
んでもって14日の日記なのだった。
昨日に会場準備をしたイベントの当日。 係に割り当てられている同僚の中で時間をやりくり。 僕は2時半〜終了までの時間の係になった。 と言っても特にやることもなく,うちの学校のスペースにぼーっと立っているだけ。 たまに客がこっちまで流れてくるので,何か質問されたら答える。 と言っても,「生徒って何人くらいなんですか」とか「どんな障害の子がいるんですか」といった程度なのだけれども。
暇なので,同僚と連れ立って,隣のブースでやっていた車椅子体験にトライ。 普段は僕たちは押す側だから,乗る方がどんなもんだか試してみた。 結論。 めっちゃこええ。 いやもう,静かにカーブしていくだけで不安だ。 「左に行きます」と一言かけてもらうだけでずいぶん違うだろうなあと思う。 段差は,後輪のことばかりこちらは気にするけれども,実際は前輪の方が衝撃が強い。 そんなことがわかっただけでも,今日一日が嬉しい。
おそろしいのだということがわかったよ。 いたいのだということがわかったよ。 こわいのだということがわかったよ。 知らずに生きてしまうところだった。 知らずに過ぎてしまうところだった。 ああ。 それがほんとうに,おそろしいって,ことだ。 無邪気にこの世の美しさだけを見ていないで済んで,それだけで。 僕の毎日は少しだけ,遠くまでの視界を手に入れる。
んでもってこの日はやたらに言葉が走っていて。 相方とチャットをしながら,即興を三つ書いた。 そのうち二つは秘密投稿したので,一つだけ公開。
***
政権
砂利道を走る銀輪 砂利道を走る銀輪
太陽 紫の岸 爪 走る銀輪
葉脈の端から端まで 爪 で 順々に削る 走る銀輪 走る銀輪
再三の先から紫に けぶる 向こうの山にさいわいはしる銀輪
砂利道を走る銀輪
そらせよ そらせよ
再三の端から順に 走れ
全きの太陽
***
ゆぅりのとこに投稿した。 読んでもらえて嬉しい。 「この人に読んでもらいたい」と,思える。
ちなみにこれは,今回の痙攣に載っている相方の写真を見て書いたもの。 『02/07/14_0061_1』の方。 合わせてごらんいただければ面白いかと。
同じ画像で他の人が何か書いたものを読んでみたい。 すりあわされた世界のありさまを,見たい。
今日のタイトルは旺文社新総合国語辞典より「ピン」。 第一番。 ポルトガル語「pinta」の訛りだそうですが。 うーん勉強になるなあ。 んで,元のポルトガル語はどういう意味なんだ?
今日のお楽しみボタンぽちっとな。 世の中って狭いねえ。 狭いねえ。 って,なんだか自慢にもならない微妙な距離ですな(笑)
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