『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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夜の楽しみ 2002年11月17日(日)

未だ誰も見舞いに来てくれていない。
手術も近くなってきて、どうなるか不安なのと今は暇だからと言うわけか「見舞いに来るなら今来てくれ〜」と叫んでいる。

二人とも、少し周りを見る余裕が出てきた。
部屋は普通の6人の大部屋。寝て右隣は大腸癌で今回は肺炎のTさん。
左のベッドは空いていて、向かいのドア側はたぶん癌で誰とも話さない人。
向かいは昨日来て手術後でうなっている年輩の人。奥さんはよくしゃべる。
向かいの窓際のオジサンは、腸閉塞でもう1ヶ月入院している。
「あの人が主任さん」とか「足をこうすると楽だよ」とか教えてくれる。

腸閉塞の治療は胃カメラで、ペチャンコになってくっついている腸を広げて、膨らませて、詰まった食べ物をゆっくり送るのだそうだ。
そして、今は鼻から胃を経由した風船を腸に落として、広がる癖を付けていると言っていた。

このオジサン「夜中にガリガリという変な音させて何かしている」とATUが気味悪がっていた。
フッフッフ・・・わたしは見たんですね〜。。
オジサンが売店でお煎餅の大袋抱えているのを、
五分粥でおかず無し、の治療食のオジサンが毎晩お煎餅食べてるんですねー

夕方、一度帰った時に会社の前を通ったら人が居たので、
後輩の人に「淋しがっているから顔見に行ってやって」と頼んだ。
日頃はボケだとかドンだとか言っているのに、来てもらえたら仕事の話を色々と聞きだして、やっぱり嬉しそうだった。




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猫への虐待、許しませんよ!


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