『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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近頃の病気模様−4 2002年11月14日(木)

とうとうATUの入院の日が来た。

腸のどこを切るかを決める為に、もう一度内視鏡の検査があるので、
昨夜の食事はツマ無しの刺身とネギ無しのやっこ、ジャガイモのおみそ汁。

この前の検査は、内視鏡の技術や衛生面では定評のある先生だった。
なので苦痛もなく、安心して受けることができた。
今度は大きな病院だから、細かなことにどれだけ気配りできるのか心配。
できるだけ苦痛を避けたいから、極力傷害になりそうなものは避けた。

この検査は肝炎になり易いということでも有名な検査だし、
間違えば腸に穴が開く。
手術が大きくなくても心配なことは山ほどある。

朝9時頃、小さい方のわたしの車で出掛けた。
病院の駐車場は第6まであるのに、既にいっぱいだった。
約束した時間に間に合わなくなってしまうので、ATUだけ降ろして
駅の近くに通勤用に借りている駐車場に車を入れに行った。


病院の中は、どこもかしこも人人人。。人だらけ
空気も悪くて、居るだけで病気になりそう気分になる。

病院に戻って、教えてもらった病室へ行く。
こう言ってはいけないのだけど、第一印象は「収容所みたい」だ。

一人部屋、二人部屋もあるようだけど、それ程雰囲気が違うわけでもない。
いかんせん狭くて不自由な感じがする。
病院というのは、皆そういうものなのだろう・・・
今はまだ元気だからいいけど、手術して具合悪い時に
こんなに窮屈なのはかわいそうな気がしてくる。

検査がまだなようなので、一度家に戻ることにする。
洗面器やバスケットを100円ショップで間に合わせて、
他に買いそびれていた物をホームセンターに買いに行く。

4時頃戻って少し待っていると、
看護婦さんに車椅子を押してもらって
検査を終えたATUが帰ってきた。
点滴をしている。
点滴のチューブが赤くなっているので
「何で血が入っているの?」と言ったら
「あんまり痛かったのでギューッと手を握りしめたら血が逆流したみたい」
げっ、そんなにヘタだったんだろうか?むちゃくちゃは勘弁だ。
「だめだよ、いつもなんにでも力入れちゃダメって、言ってるでしょ〜」
だいたいATUは、何にでも力を入れてしまう質で、
以前、店頭に置いてあった体脂肪計を壊してしまったことがある。
力入れなくてもいいのに、握りしめて壊してしまったのだった。

腸には入れ墨を入れたのだそうだ。
クリップで留めてもあるけど、それだけだと
はずれてしまうことがあるので、マーキングしたのだという。

空気をいっぱい入れたので、苦しい苦しいと言って
点滴のスタンドを付けたままトイレに何度も通う。
「いくらなんでも、相部屋でブビブビできないもんなー」
だんだん見てる間に慣れてきていた。

人に「大腸切る」と話すとガンだと暗に思われて同情される。
憩室炎という馴染みのない病気だから仕方ない。
一応、今のところは、あくまで「ガンではなくて憩室炎だ」


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