カンラン 覧|←過|未→ |
私自身,電話は苦手な方だから別に携帯所有を推奨するつもりはないけれど, 遠く離れた友達との繋がりに幅ができたことについては躊躇うことなく小躍り,小躍り。 手書きの手紙が一番にしても, どうしても時間がつくれなかったり, 伝えたいことがあっても実際に手紙をしたためる行動に移るまでに鮮度が落ちちゃったり。 そういうことは多々あるわけで。 仕事から帰って食卓の上にお知らせのポスト・カァドを見つけたときの 私の驚きよう,喜びようといったら! 本人に見せたかったわぁ。 というわけで,興奮覚めやらぬ夕食までの時間をフルに使って 記念すべき一番最初のメールを作成ののち送信。 そりゃもう両足開き気味の王子様風立てひざスタイルに携帯かざすは東の方角 ・・・そして親指よ,力強くくるくるボタンを押してしまいなさぁぁぁぁいい!! そんな勢いでした。 初めてメール機能付き携帯を手にしたときだってこんなに熱くはなかっただろうさ。 私の初めてのメール機能付き携帯は,はてどれぐらい前のことだろか。 携帯自体ははっきりと覚えてる。 うすいピンクの折りたたみに,ギャル系商店で購入した小さな花2つのストラップをつけてた。 あぁ,そう言えば私,この花がすごく好きだったのにすぐ分解しちゃうから, おどおどしながら二度ほどそのお店で同じものを購入しました。 しかもどういうわけかいっつも値札がついてなくて, 落ち着かない店内の落ち着かないレジの前で毎回立ちんぼしなくちゃいけなくて。 ・・・話を携帯本体に戻しましょ。 画面大きく重量もそうとうなものでした。 職場で「エスちゃん,あんた弁当じゃないんじゃけぇ。」と言われた経験あり。 (↑注:かなり大袈裟好きな人による発言。) ピンクが剥げてぼっろんぼっろんになるぐらいまで使ったね。 下から妙に所帯じみた地色がのぞいてたよ。 いつものことなんだけど,私は機械系の買い物をすると決まって ざっぷんざっぷん後悔の波に襲われる。 波の強いビーチで膝下めがけて もう倒れそうなぐらいの波が足をすくってくる感じによく似ていると思う。 とめどない後悔の念にかられて しばらくはその元となった購入商品をそのまま箱から出さずにほっとく。 内的ほとぼりが冷めたらばずいずいずいっと引っ張り出してきていじくり始める。 この時点じゃもうのめりこみモォドです。 勉強とか仕事するのとおんなじぐらいのまぢな目で説明書と本体睨みっぱなしの きまじめにいちいち「はじめにお読みください。」から読むぐらいの没頭具合。 そんなに真剣に取り組んでいるのに 肝心な本番(電話やメール機能の利用等の実践編。)は随分おあずけだったような気がします。 「使う機会ないじゃぁぁん。」なんて呟きながら メール・アドレス変更してみたりする日々。 メール送信第1回目,よく覚えてる。 とある大型スーパー内の某ハンバーガー・ショップにて。 京都在住の友達から電話かかってきて, 話のついでにメール・アドレス言ったらその後すぐメールを送ってきてくれた。 で,それに返信したわけです。 すんごい感動したっけ。 ・・・今となってはすっかり当たり前になりましたけどね。 そんなわけで今頃私の友達はぷちぷち携帯いじくってるんじゃないかなぁ。 今日も仕事中に嬉しい着信。 昨日のメールのお返事が届いて,私までうきうきです。 次はどんなことを書こうぅ。
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